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イケイケモードと不安モードの交代劇

どんなときでも、僕たちは自分の状態が刻一刻と変わるのを感じることがある。
その時の気分によって、できることや考え方が大きく変わる。でも、実際のところ、このイケイケモードと不安モードが交互にやってくるというのは、ちょっとした物語のようで、決して入れ替わるようにスムーズに切り替わるわけじゃないんだよね。

この切り替わりが早すぎて、気づくと心の中で「なんでこんなにも急に不安が押し寄せてくるんだろう?」って戸惑うことがある。
急に「やれる!」って感じていたのに、あっという間に「これ、無理なんじゃないか?」って自分を疑う気持ちが湧いてくる。その自分の変化に驚きながらも、結局はまた前に進んでいく。

イケイケモードのスピード感と背後の心情

イケイケモードに入ると、心が軽くなって、まるでスピード感が自分を後押ししているような感じがする。
周りのことも気にならなくなって、自分がすべきことに集中できる。
でも、その裏側には必ずしも心の余裕があるわけじゃなくて、むしろその勢いに乗っかっているからこそ、ふとしたことで立ち止まる瞬間もある。
「こんなことをしていて本当にいいのか?」っていう小さな不安が顔を出す。でも、イケイケモードの自分はそんな小さな声を無視して、進んでいくことを選ぶ。

前に進むことに無心になるあまり、振り返る余裕がなくて、時々それが怖くなることもある。
例えば、誰かに頼らず一人でやっていると、途中で「これ、本当に合ってるんだろうか?」って迷いが出ることがある。
でも、イケイケモードだと、立ち止まって考える余裕がないから、その迷いを上手くかき消して、次へ進むことができる。その時は、すごく前向きに感じるけど、後で振り返ったときに「あれ?これでよかったのかな?」って思ったりもする。

不安モードの怖さと、それが生む共感


不安モードに入ると、心の中に圧倒的な暗い影が広がる。
一つの小さな疑問が、次から次へと大きな不安を生み出してしまうんだ。
「本当にこれでいいのか?」「周りの期待に応えられているのか?」「これ以上進んだら、どうなるんだろう?」
その問いかけが止まらなくなる。

それはまるで自分の心の中に無限に続くエコーのように響いて、誰にも止められない。
「大丈夫だよ」と自分に言い聞かせても、それが通じるわけでもなく、不安はどんどん大きくなっていく。
時々、そんな自分に気づいて「もう少し冷静にならなきゃ」と思うけれど、その気持ちがかえって自分を焦らせて、さらに不安を加速させてしまうんだよね。

不安が強くなると、誰かに助けを求めたくなる。
それが心の中での最初の兆しなんだろうな。
でも、ふと気づくとその不安が、他人の痛みや弱さに共感する力を強めていることに気づく。
不安を感じているからこそ、他人の苦しみに寄り添いたい、理解したいという気持ちが湧いてくる。
そのとき、自然と「あなた、大丈夫?」って声をかけることができる。
イケイケモードではあまり気づけなかった、他人の痛みに対する敏感さが、逆に不安モードでは増していく。
それは、自分が同じように感じているからこそ、他人を支えたくなるという不思議な感覚だ。

不安モードでも成長できる理由


でも、実は不安モードも悪いことばかりではない。
不安を感じることで、自分がどれだけ弱さを持っているのか、そしてその弱さを認めることができるようになる。
逆に言えば、不安があるからこそ、自分を守る方法を学べるし、過去に受けた傷を癒す力を持っているのかもしれない。

もしも不安モードがずっと続いていたら、確かに辛いかもしれないけれど、実際にはその不安の中でも小さな成長がある。
例えば、不安を感じることで「これ以上はできない」と限界を認識し、少し立ち止まって自分を見つめ直す時間が持てる。それによって、次にどうすべきかのヒントが見えてくるんだよね。

それは、自分を無理に前に進めることよりも、ちゃんと立ち止まって、心の声に耳を傾けることの大切さを教えてくれる。
そのことに気づけた瞬間、ちょっと不安が減る気がする。
そして、また一歩踏み出す勇気が湧いてくるんだ。

イケイケモードと不安モードのバランスを取る


どちらのモードも重要で、それぞれに強みがあるから、両方を上手く使いこなすことが理想だと思う。
イケイケモードで前に進む力を持ちながら、不安モードでは自分を見つめ直すことで、次のステップに進む準備ができる。

でも、どっちが強くても、それはそれで良いと思う。
イケイケモードに入っているときはその勢いを信じて突き進むし、不安モードに入っているときは、自分を大切にしながら少しだけ立ち止まる。
それで「できなかったら、それでいいんじゃない?」と思うくらいの心の余裕が持てたら、きっとどんな時でも自分を受け入れながら進んでいけるんだろう。

結局、どんな状態でも、その時の自分を大切にしてあげることが大事だと思う。
イケイケモードも、不安モードも、どちらも自分の一部。
それを認めて、上手く付き合っていけるようになったら、きっともっと楽になれるんじゃないかなと思う。
それが、何より心を軽くして、前に進むための力になるんだと思う。

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長谷部悠斗//お話を聴くひと😽
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