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「よかれとおもって」親の期待って重いよね?

「あなたには幸せになってほしいのよ」

親からこんなセリフを聞いたこと、ありますか?
一見すると優しい言葉。でも、裏には「だからこうしてほしい」「こう生きてほしい」というメッセージが隠れていたりするんですよね。

親の期待って、なんでこんなに重いんだろう?
しかも、自分が大人になってからも、その影響が消えない。たとえば、就職先を選ぶとき、結婚する相手を決めるとき。親が喜ぶ選択をしたい自分と、本当は違う方向に進みたい自分。その狭間でモヤモヤしてしまうことって、ありませんか?

「良かれと思って」の罠


親の期待が厄介なのは、「それが善意である」というところにあります。悪意なんて一切ないし、むしろ子どもの幸せを願って言っている。だから、親の期待を拒否することに、罪悪感を抱きやすいんですよね。

「お母さん、あんたが幸せになるために言ってるんだからね!」
こんな言葉を言われたら、つい「わかったよ」と言ってしまう。心のどこかで「親を悲しませたくない」という思いがあるから。でも、その期待が自分の本心とずれていたらどうでしょう?
「こうするのが正しい」と言われるたびに、自分の気持ちがどんどん後回しになっていく感覚、ありませんか?

親の期待の影響には、こんな例も


ココナラで電話相談を受けてて、こんな話を聞いたことがあります。
ある男性が、「安定した職業についてほしい」という親の期待を胸に、会社員として働き続けました。収入も安定し、見た目には順調。でも、本当は昔からずっと音楽をやりたかった。自分の部屋に眠るギターを見ながら、「俺は何やってるんだろう」と思う日々。親に反発する勇気がなかった彼は、ずっとそのまま大人になり、ギターを触ることさえ減っていったそうです。

これ、他人事だと思いますか?
親の期待を飲み込むことは、「自分の夢を少しずつ諦めること」につながる場合がある。もちろん、親が悪いわけじゃない。ただ、その期待に縛られすぎると、自分らしさを見失ってしまうんです。

親の期待って、なんでこんなに強いの?


それは、きっと親が子どもに「自分の理想」を託しているからというのが、ひとつの理由にあるのかも。
自分が叶えられなかった夢や、人生で得た価値観。それを「子どもには叶えてほしい」と思うのは、ある意味自然なことなんですよね。親だって一人の人間。完璧じゃないし、時には自分の失敗を繰り返させたくないからこそ、期待を押し付けてしまう。

でも、そこで気づいてほしいのは、親の期待って必ずしも正しいとは限らないということ。親は親の時代を生きてきたけれど、自分は自分の時代を生きている。それぞれ違う背景があるからこそ、親の期待が今の時代にフィットしないことだって多いんですよ。

そんな期待とどう付き合ってく?


ここで大事なのは、「親の期待を完全に拒否しない」ということ。
期待を全部無視するのは簡単そうに思えるけれど、実際には難しいし、関係がギクシャクしてしまうことも。だからこそ、自分の気持ちをしっかり認めたうえで、親と期待について話してみるのがおすすめです。

たとえば、こんな感じで。
「お母さんがそう思ってくれてるのはすごく嬉しい。でも、自分はこうしたいと思ってるんだ」
ポイントは、「嬉しい」という一言を先に入れること。これを言うだけで、親の心に少し余裕が生まれることが多いから。

親の期待を乗り越えた先にあるもの


親の期待に応えることも大事だけど、それ以上に大事なのは「自分らしく生きること」。親の期待は、あくまで親の価値観の延長線上にあるもの。自分が幸せになる道は、自分の中にしかないんです。

親を喜ばせる人生もいいけど、それだけじゃ窮屈じゃない?
期待に応えられなくても、自分が幸せなら、それが一番親孝行なんじゃないかなって思います。

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長谷部悠斗//お話を聴くひと😽
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