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早起きしたいけど布団から出られない。朝の小さな戦い

朝、目が覚めると、すぐに「起きなきゃ」と思う。でも、寒かったり、暑かったりするときに、布団の中の温もりに包まれていると、どうしても動けなくなる。「今起きたら、1日が始まるんだ」と頭ではわかっていても、体はまるで重りでもつけられているかのように動かない。それが、私の毎朝の小さな戦いだ。

目が覚めても動けない理由


アラームが鳴っても、心はなかなか目を覚まさない。「もう少しだけ」とつぶやいて、布団の中で目を閉じてしまう。「あと5分だけ寝よう」と。けれど、その5分が結局30分になって、気づけばもうギリギリ。焦り始めるけれど、体が動かない。心と体がまるで別の動きをしている感じだ。

「よし、起きるぞ」と心の中で何度も決意を固めても、布団から出る瞬間が怖い。布団から抜け出すその一歩が、何でこんなに大きな壁に感じるのか、毎朝不思議に思う。暖かい布団に包まれていると、どうしても「今、起きてしまったら、これから何時間も動き続けるんだ」と考えてしまう。頭の中で、無意識に「疲れたくない」「もう少しだけ休みたい」と思ってしまうのだ。

体が求める安定と、心の欲求


実はこの「布団から出られない」という現象、単に眠いからとか、早起きが苦手だからというわけではないらしい。体は安定を求めている。布団の中は、私にとって最も安定した、安全な場所だ。気温も心地よく、何も考えずに体を休めることができる。反対に、布団から出ることは、少しの不安や緊張を伴う行為。だからこそ、心の中で「まだ、このままでいたい」という声が強くなる。

「起きなきゃダメだ、今日こそは!」と思う一方で、「なんでこんなに体が動かないんだろう」という矛盾した感情が湧き上がる。自分のやるべきことや、やりたいことを思うと、早く起きた方がいいとわかっているのに、どうしてもその一歩を踏み出せない。心は前向きに行きたいのに、体はどうしても布団の温もりに引き寄せられてしまう。

「もうちょっと、寝たい」


ふと、「あと5分だけ寝ようかな」と思った瞬間、心の中で声が響く。「本当に5分だけで終わるのかな?」と。でも、それでもやっぱり5分寝てしまう自分がいる。これが、毎朝の自己欺瞞だ。でも、それも仕方ないと思う。だって、布団の中でいると、何も考えずにただ体を休めることができるんだもん。

その5分、10分を過ぎると、あー、やっぱりヤバいなと焦る。でも、なんで毎朝こんなに時間を無駄にしているんだろうと、ちょっと自己嫌悪にもなる。やりたかったこと、やるべきことはたくさんあるのに、またこの繰り返し。それが、毎朝のジレンマだ。

目を覚ますための「小さな工夫」


それでも、毎日同じように苦しんでいるわけにもいかない。「どうすれば布団から出られるのか?」と考えたとき、ある小さな工夫をしてみることにした。それは、布団から出た瞬間に、思い切り大きく伸びをすること。あえて大きな声を出すと、体が目を覚ます。最初はかなりぎこちないけれど、その瞬間、体がスイッチを入れたように軽く感じる。

また、アラームが鳴った瞬間に、すぐに布団から出るために、気合いで起き上がる。「目を覚ましたら、起きる」というルールを自分に課してみた。最初は無理やり感じるけれど、1分以内に布団から出ることで、体がリズムを作ってくれる。「よし、これで今朝は乗り越えた!」と思えたとき、ちょっとした達成感が湧いてくるんだ。

結局は、「動き出す勇気」


それでも、やっぱり布団の中の安心感は心地よい。けれど、目を覚ました瞬間に「今日はもう動き出さないといけないんだ」と自分を奮い立たせる瞬間が大切だと感じる。その一歩を踏み出せるかどうかが、1日の始まりに大きな影響を与える。とにかく、「動き出すこと」が大事だと思う。

「早起きしたい」気持ちと「布団から出たくない」気持ちが入り混じるその瞬間、ふと感じるのは、どちらの気持ちも大切にしなければならないということだ。心地よさや安心感を求める気持ちも尊重したいし、でもそれに甘えすぎて何も進まないのも嫌だ。だから、少しずつでも「動き出す勇気」を育てていこうと思う。

小さな戦いを乗り越えたい!


結局、毎朝の「布団から出られない」という戦いは、単なる体の問題ではなく、心の問題でもあるのだと気づく。「もうちょっと寝たい」という気持ちと「早く起きたい」という気持ち、その間で揺れ動く自分。でも、その気持ちをうまく整理して、少しでも動き出す勇気を持つことが、何よりも大切だと感じた。

布団の中のぬくもりに包まれているとき、その瞬間が一番心地よく感じる。でも、少しの勇気で、心も体も目を覚まさせることができる。毎朝のこの小さな戦いが、実は大きな一歩へと繋がっているんだろうと思う。

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長谷部悠斗//お話を聴くひと
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