ビッグトートが大流行する予感
こんにちは。
牧 菜々子です。
ファッションアイテムが、大流行する条件。
それは、最初に違和感があることと、実は都合がいいことです。
この2つの条件を兼ね備えた、トレンドアイテム。
それが、ビッグトートです。
大きすぎるバッグが登場
2019年に、ハイブランドから出始めた、ビッグトートバッグ。
中でも、ボッテガ・ヴェネタのトートバッグ、「アルコ」の大きさといったら、半端ではありません。
いくら何でも、やりすぎでしょ!
そんな最初の違和感が、大流行の予兆です。
ハイブランドが提案したトレンドは、約2年後に街に広まります。
消えて行くものも多い中、街にまで広まるのは、2つ目の条件、「実は都合がいい」をクリアしたものです。
ビッグトートは都合がいい
ビッグトートは、大きいです。
大は小を兼ねる。
大きいバッグは、やはり便利です。
ミニショルダーバッグが流行っている間にも、「本当は荷物をたくさん入れたいのに」と思っていた人はいたわけです。
いまいちだった大きめバッグが、流行になれば、おしゃれでかつ荷物もたくさん入れられる。
「都合がいい」。
ということなのです。
おしゃれ感を出すために、あえて一回り大きいバッグを選ぶ人も増えるはずです。
2021年には街に増え始める
一目見て誰もが気に入るようなものは、絶対に大流行はしません。
ファッションだけでなく、家電でもWebサービスでも、「それってどうなの?」と最初に違和感を持たせるものが、「実は都合がいい」ということになって、爆発的に流行るのです。
「大きすぎませんか?」というくらい大きいバッグのほうが、大流行する可能性が高い。
逆にマイクロミニのバッグが大流行しないのは、「都合がいい」の条件をクリアしないからです。
(荷物が入らない上に、太って見えます。
大流行しないからこそ逆に、珍しいコミュニケーションツールとしての存在感を、マイクロミニバッグは放っているのです。)
ハイブランドが提案してから2年後といえば、2021年です。
来年は、大きめバッグが街に増え始め、2023年にはピークを迎えていることでしょう。