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「ごめんね、ママ失敗しちゃったね。」
こんにちは。
牧 菜々子です。
やってしまいました…。
子どもに言ったことを、自分ができませんでした…。
「もう過ぎてるよ!」
朝、子どもと一緒に家を出る準備をしていた時。
「今日は、ちょっと早めに行くよ。
8時10分には家を出るからね。」
そう言って、身支度を整えていた私。
いつもの感覚で、洗面台での準備を終え…。
「さぁ、行こうか」と言おうとした瞬間。
「お母さん!もう8時10分過ぎてるよ!」
え!?
うそでしょ!?
時計を見て愕然。
8時13分です。
まずいっ!
子どもにいつも「遅くなるよ!」と注意している私が…。
自分でも信じられませんが、現実です…。
「本当だ!もう過ぎちゃったね。
ごめんね、ママ失敗しちゃったね。
ごめんなさい。」
わが子は、「もう!過ぎちゃったよ!早くしなきゃダメだよ!」と怒っています。
いやー、ほんとにそうだよなぁ。
急いで、わが子を園に送り届けます。
ママを許してくれた
それにしても、今日はどうして遅くなっちゃったんだろう?
あ、そうか。
下の子がいつもよりも「抱っこ、抱っこ」って言ったから、抱っこしている時間が長かったんだ。
それなのに身支度に同じ感覚で時間をかけてしまったから…。
園に着く頃、わが子にもう一度謝りました。
「今日、ママ遅くなってごめんね。」
すると、わが子は、優しい声で…。
「いいよ、いいよ。
お母さんは、たくさん抱っこをしていたんだから。
たくさん抱っこしてくれていたほうが、うれしいよ。」
おぉ!
許してくれたー!
普段は自分が叱られているのに
普段自分が注意されていることを、ママが守れなかったのに。
自分が守れない時は、ママに叱られていることなのに。
それなのに、私の「ごめんね」に対して、「いいよ」と言ってくれました。
「いいよ」って言ってくれて、ありがとう。
一瞬、「ママが遅れるのは、しょうがないの!」と言いそうになった。
でも、子どもの信頼を得るには、信頼を失う言動をしていては話にならない…。
それは、大人同士でも同じこと。
選択肢は、「謝る」一択でした。
「いいよ」と言ってくれて、優しい子に育ってくれていることはうれしかった。
でも、親としての立場が…。
恥ずかし過ぎました。