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何でもさらっとできてしまうように見える人にも苦労がある
こんにちは。
牧 菜々子です。
どの分野にも、「何でもさらっとできてしまう人」っていますよね。
のみ込みが早くて、勘が良くて、器用で。
しかも、努力もできる。
本当に、どの分野にも、そういう人というのはいます。
「いいなぁ。すごいなぁ。」
そう思った次に、思うこと。
それは、「何でもさらっとできてしまうように見える人にも、苦労はあるのだろうな」ということです。
何でもできる人の苦労
何でもできる人は、できることが多いので、逆に自分ができないことや苦手なことに気づくまでに、時間がかかります。
人生は短いので、苦手なことに気づくのは、早いほうが良いのです。
しかも、周りから「何でもできる人」と思われているので、ハードルが上がります。
できなかった時に、マイナスの印象になる。
それなのに、「何でもできる」せいで、妬まれることが多い。
何でもさらっとできてしまうように見える人にも、苦労はあるのです。
しかも、その苦労を打ち明けたくても、言い出しにくい。
誤解されるかもしれないと思うと、言えない。
「ぜいたくな悩み」とも思いがちですが、悩みであることに変わりはありません。
ぜいたくな悩みなんて、ないのです。
ぜいたくな悩みなんて存在しない
一番困る悩みというのは、気軽に人に言い出せない悩みです。
「私は何でもできて困っています」とは、言いにくいのです。
誤解されるに決まっている。
そうなったら面倒だから、言わないでおこう。
そのままでずーっと来てしまっている人というのは、案外多いのです。
では、「何でもできて困っている」という悩みは、誰に打ち明ければいいのでしょうか?
自分よりできる人ではない人で、嫉妬しない人に打ち明けてみる
一番無難なのが、自分よりできる人ではない人で、かつ嫉妬しない人です。
一見、自分よりできる人に相談したくなりますが、その人物が「優秀だけど自分に自信がないタイプ」だった場合、警戒されることがあります。
世の中には、とんでもなく優秀にもかかわらず、「自分の無能さがいつ露呈するか」と思ってビクビクしている人というのが、びっくりするくらいたくさんいるのです。
まさかと思うようなことですが、「すごいですね」と言われながら、「本当は全然すごくないということがいつかバレるんじゃないか」といつもヒヤヒヤしている人が、世の中にはけっこうな割合でいます。
そういう人に打ち明けてしまうと、警戒され、場合によっては嫉妬されることになる。
だから、「この人は自分よりはるかに優秀だから話しても大丈夫」ということにはならないのです。
そうすると、「何でもできてしまう悩み」というのは、自分よりもできる人ではない人の中から選んで話したほうがいい。
中でも、嫉妬しない人であれば、シンプルにつらさや心の痛みにフォーカスしてくれます。
嫉妬しない人の見分け方
では、嫉妬しない人かどうかは、どうやって見分けたら良いのでしょうか?
その方法は、1つしかありません。
それは、何かうれしかった出来事を報告してみて、リアクションを見るということです。
「よかったね!」のテンションにも、いろいろあります。
自分のことのように喜んでくれる人は、嫉妬しないで共感してくれる人です。
これは、見分けやすいです。
少なくとも、「自分より優秀な人の中で自分に自信がなくビクビクしている人」を見分けるよりも、ずっと簡単です。
「とんでもなく優秀なのに自分に自信がない人」というのは、容易には見分けられないのです。
話すだけで気持ちが楽になる
初めてのことでも、比較的すんなりできる。
「勘がいい」と言われる。
そんな「何でもさらっとできてしまうように見える人」にも、苦労はあります。
そんな苦労を、誰かにわかってもらえたら。
何の解決にもならなくても、話すだけで、気持ちが楽になるということがあるのです。