囲い込みが通用しない時代
こんにちは。
牧 菜々子です。
最近広まってきた消費傾向として、「いろいろなところで買う」というのがあります。
基本的には1つのところで買うけれど、そこまでこだわってはいないし、希望のものがなければ他のところで買う。
そうやって、いろいろなところで買うようになっているということ。
つまり、囲い込みが通用しない時代なのです。
どうしてかというと、私たちには時間がないからです。
希望のものがここにはないとわかった次の瞬間には、もう別のところで買いたいのです。
だから、人々は、囲い込まれるのを嫌がります。
いくら質が良くても、囲い込まれると、面倒だし、時間がもったいない。
私たちがサービスや商品を提供する側になる時も、囲い込もうとすると「面倒くさそう」と思われてしまいます。
「あっちもすごくいいですよ。どうぞ行ってください」と送り出すほうが、親近感を持ってもらえます。
どうしてかというと、そのほうが現実の生活に合っているからです。
時間が重視される時代というのは、囲い込みが通用しない時代でもあるのです。