半東京人、半関西人。
これまで東京に染まりたくない一心で関西弁で話し続けてきたけど、
最近少しづつ標準語が混ざり始めてきた。
(京都に戻ったら友達から「東京に行って地元を捨てたんか!」って言われそう!)
少しでも早く関西に帰りたいし、東京でたまたま関西弁の人と会うと、
まるで離れ離れになった仲間と再会したかのように嬉しくなる。
僕は年末年始やお盆になると地元の京都へ
「ああようやく帰ってみんなに会える!」と胸を踊らせながら帰省をする。
京都に到着し、何も変わらずゆっくりと時間が流れる地元の景色を
懐かしみながらも、僕は久しぶりに梅田にいくことにした。
(久しぶりの梅田!ワクワクドキドキが止まらない!)
しかし、梅田に到着すると、天にも昇るようなテンションが
一気に地の底にまで叩き落とされた。
「渋谷に比べて梅田小さい。狭い。」
「本屋のデザイン書こんなに少なかったっけ。代官山ならもっとあんのに…。」
「服屋もなんかしっくりこうへん…帰って表参道で買うか。」と
何から何まで東京と比較をしてしまっていたのだ。
あれだけ東京に染まりたくないと言っていて、
少しでも早く関西に帰りたいと思っていたはずなのに…。
おまけに飲食店にいくとスタッフの人がコテコテの関西弁で説明を聞く
「あ、この人めちゃくちゃ関西弁やん!」と思わずテンションが上がってしまう。
東京に住んでいても絶対的関西人であり続けたいと思っていたのに、
東京にいたら関西を語り、
関西にいたら東京を語る都合良く話すつまらないオトナになってしまった。
楽しい帰省のはずが、まさか自分自身に落胆することになるなんて…。
東京都在住、関西人でもなければ東京人でもない24歳男性の話。
東京都在住、関西人でもなければ東京人でもない26歳男性の話でもあるね。笑
これの続編は「まきまきライフ2」でも書いたから、その時にまた振り返ろうと思う。