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肩甲骨と会話しましょう|今日も京とて、お番茶日和(4/24)

2020年4月22日(水)
ちょっと肌寒い。毎日少しずつ、ニット類を洗濯機で洗う。コートも丸洗いしてみようかな。デスクワークの1日、どこにも行かなかった。厚揚げと和菓子のツイートをたくさんの人がいいねやリツイートしてくださる。京都の今を届ける方法をちゃんと探ろう。これまでとは違うやり方で。旬の「こごみ」をごま和えに。体温は36.4度。
2020年4月23日(木)
ちょっと肌寒い。バラに水やり。くまちゃんから日記が届く。ニット類を洗濯機でぐるぐる回す。あと少し、の原稿がなかなか仕上がらない。夕方、山の上の友だちのうちへ。蹴上から九条山をゆるりと登る道のりは、いつもにも増して野の花の咲きっぷりが美しい。お母さんとはソーシャルディスタンスを取りつつ、友人夫妻の手料理を食べながら、たくさん話をする。体温は36.4度。岡江久美子さんの訃報。


今週も1週間、ほんとうにお疲れ様でした!京都カラスマ大学の高橋マキです。ウィズコロナな日々を「離れていても一緒に学ぶ」方法として日記を始めることにしました。詳しい経緯は、初日の日記をご覧ください。

さて今日も、みなさんご一緒に。

今日の課題:肩甲骨と会話しましょう

「長引く外出禁止の結果、壁や植物に向かって喋る行為は正常であり、相談に来ることではありません。その代わり、壁や植物が返事しだしたら、すぐ連絡してください」

と、フランスの精神科医が言ったとか、言わないとか。私からの課題も、きっとセーフでありますように。笑

実は、去年「自分の肩甲骨を見失ってうろたえる」という経験をしたんです。

正確に言うと「両肩同時に肩関節周囲炎になった」、一般的には「腕が上がらない」とか「四十肩」「五十型」と表現されるやつです。ポイントは「両肩同時に」というところ。普通は、右か左かどちらかに、もしくは交互にその症状が出るものなのだそうですが、私の場合は両肩同時に発症してしまって(かなり珍しいそうですよ)、1年ほど、なかなかに不自由な生活を過ごすこととなりました。

やっぱり運動不足かなー、姿勢が悪いのかなー、と、思い当たることはたくさんあったのですが、先生曰く「生まれてから何十年も腕という重みをここ(肩の一部)で支えてぶら下げているので、相当な負荷がかかっているんですよ」。つまり、二足歩行していれば誰でも可能性がある、とのこと。うわー、なるほどね!!と思いませんか?笑

ちなみに、この肩関節周囲炎の絶頂期は、「肩が痛い」という言葉を超えた、えも言われぬ痛みを味わうことになるのですが(経験者のみなさんだけが、ここで大きくうなずく)、その時の私の感覚が「自分の肩甲骨を見失う」という衝撃の体験でした。

ちなみに、みなさん、今、正面を向いたまま自分の肩甲骨をクイクイっと引き寄せたり離したり、上下に動かしたり、できますよね。でも、当時の私は、それが全くできなかったんです。「腕が上がらなくなる」ことは知識として知っていましたが(これもなかなか不思議な体験ではあります)、その時、肩甲骨を見失うことになるとは誰からも聞いたことがありません。「おーい、おーい」といくら呼びかけてみても全く返事がない。両肩が不自由だから背中に触れることもできない(腕の可動範囲が極狭!)し、もちろん自分ではその存在を直接目視することもできない。笑。あまりに不安になって、友達に「私の肩甲骨、本当にあるかな?」と質問して笑われたくらい。

そんなこともあって、今までついぞ意識することもなかった肩甲骨が、身体を動かす上で、いかに大切な役割を果たしているかをめちゃくちゃ痛感したのです。

ステイホームの日々、私たちは以前よりもついPCやスマホを見る時間が長くなってしまっていると思います。ラジオ体操をしたり、ヨガをしたり、すでに身体を動かし始めている人も多いとは思いますが、ぜひこの機会に「肩甲骨」に大注目してみてください。

検索窓に「肩甲骨」と入力するだけで、様々なストレッチ方法が紹介されています。激しさは禁物。深い呼吸とともに、グーっとゆっくり伸ばす。開く。無理なく、自分で「気持ちいいな」と思う運動を、思い出した時にほんの少し、暮らしの中に取り入れてみてください。すっきりしますよ。(肩関節周囲炎は本当に辛いんだからね!)

「明日もご機嫌でよろしくね、私たちの肩甲骨!」


新型コロナウィルス補講:
ちょっとお休みしていた補講、今日はあります。
16日に、緊急事態宣言が全国に拡大してから1週間。京都市内の飲食店ではほとんどすべての店頭に「テイクアウト」の文字が貼り出されています。ご近所さんにうれしい500円のワンコイン弁当から、高級店が破格で提供する2,500円弁当、事前予約制、デリバリーOKなどなど、バリエーションさまざま。

容器のプラゴミが増えるんじゃないかとの懸念の声もあがりつつ、当面は安全性や流通事情などを考慮し、緊急時やむなしの状況のよう(実際、これまでも小さな飲食店がテイクアウト展開に踏み切れない理由に「パッケージの保管と予算」問題がありました)。

販売するためのルールや規制も「安全のため」という名目で年々厳しくなってきていたけれど、「すぐ食べる」距離感の人が「本当に必要で」買っていくという適正なマーケットでは、このくらいおおらかでも問題ないよね、と思います。こんなあたりまえのことを気づかせてくれるというのが、covid-19の憎いところ。

お客さん側のニーズもさまざま。500円、1,000円で行きつけの店を応援できるなら!と「熱い思い」優先な人。こんな状況でも通勤しなくちゃいけないストレスを、ちょっと贅沢な美味しいもので発散しようという人。家族のために、自分のために、毎日3食作るのに疲れたり飽きたりしてきた人。

Facebookでもグループが立ち上がって、毎日のように情報が更新されています。活発なグループを、もう一度、紹介しておきますね。ルールを守って上手に利用してください。

ハッシュタグ「#togokyoto」で検索してみるのもオススメ。

一方、自炊派のためにもさまざまにうれしいコンテンツが開放されてきました。私が見かけたのは「ホテルオークラ」のあの特性フレンチトーストレシピ公開!

「つばめグリル」がinstagramで家でも作れるハンバーグレシピ公開。

企業として、どうすればお客さんに幸せを届けられるか、その方法を心得ているんだなあ、プロだなあと、そのやり方に惚れぼれしてしまします。

そしてもう一つ、いいな、と思ったのは「スーパーの材料で作れる!全196か国のおうちで作れる世界のレシピ」の全文公開(ライツ社)。こちらは #note

どうしても和食にマンネリ化しがちな自炊料理レパートリーを、かなり底上げしてくれそうです。これはぜひ、くまちゃんにも参考にしてほしいな。

「旬の食材、美味しいものを食べる」ことは免疫力を高める基本中の基本。明日も美味しいものを食べて、元気出していきましょう!

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高橋マキ|ライター・編集者、京都カラスマ大学学長
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