あるのに見えない現象
秋になると思い出す、不思議体験があります。
それは・・「あるのに見えない現象」。
まだ我が家に子どもが産まれる前のこと。
義父、義母、夫、私の4人できのこ採りに出かけたときの話です。
ここで私がした不思議体験は、よくよく考えると全ての出来事に共通するのだったのでは・・と思ったので紹介します。
私たち4人が出かけたきのこ採り。
その目的は、「香茸(こうたけ)」。
香茸は、幻の茸と言われるくらいに希少で、名前の通りとってもよい香りがする茸です。お店に出回っているのは松茸よりも少なく、よいお値段がします。
そんな希少な茸ですので、普通に誰でも散策できるような場所には生えていません。
知る人ぞ知る山の中、しかもまさに道なき道をずんずんと奥へ進んでいった先にあるのです。
初めてきのこ狩りに行った私には、もう驚きの連続。自分の身長よりも高い草の生い茂っている中をかき分けながら進んだり、山の中を流れる自然の川を飛び越えたり、、。想像していた平和なきのこ狩りとは違う…。
それでも、全然香茸は見つかりません。
ですが、たくさん歩いていくうちに、義父や義母、夫がちょこちょこと発見しだします。
私以外は香茸採りの経験者で、初めて来た私はなかなか見つけられず、、。
夫が自分が見つけた香茸を指さして
「ほら、ここ!採ってごらん。」と言ってくれたのですが、
「自分で見つけるからいい!!」
と、負けず嫌いが発揮してしまった若かりし日の私(笑)。
そんなこんなしているうちに・・
ついに!
私も香茸を見つけることができたのです!!
自分の目ではっきりと香茸の姿を捉え、自分の鼻でその香りをしっかりとキャッチしたあの時の感動いったら!!
で、ここからが不思議現象です。
香茸をひとつ見つけた後、
そこから急にたくさん見つけられるようになったのです。
その周りにたくさん生えていたのかな、と思っていたのですが・・
来る時にどんなに必死に探しても見つけられなかった場所にも香茸が!
行きに通ったところをそのまま戻っていくと、そりゃあもうたくさんあるある!!
つまり、行きにも確かに「あった」のに見えなかった。
これが、「あるのに見えない現象」。
家族では、「目が慣れたんだろうな~、不思議だよね。」と話しましたが、これは香茸だけでなくて、ほかのことにも当てはまると思ったのです。
自分にとって大切なことを見つけたい場合。
例えば、「自分の強みを見つけよう!」と思ってもなかなかひとりですぐには見つけられませんよね。
もちろん、センスのある人はすぐに見つけるかもしれません。(香茸も‥。)
でもきっとたくさんの人は、「見つけ方が分からない」「そもそも強みなんてあるのかな」など「見つからなくて当たり前」の前提で探し始めると思うんです。
そうすると・・非常に見つかりにくい。
でも、私の香茸採りのように、以前見つけたことのある経験者の人と一緒に行動すること、見つけ方のこつを教えてもらうこと、見つける瞬間に立ち会うこと、、これを繰り返すうちに見つけることができるんです。
そして、一度自分で見つけてしまうと「見つけることが当たり前」になり、次々と見つかるんですよね。
自分の強みもあるのが当たり前。
そう思うと、自分の今まで通ってきた道にも見逃してきたたくさんの強みが転がっていることに気づくのです。私が最初、本来そこにあった香茸をたくさん見逃してきたように…。
このほかにも、
「本当に自分がしたいことは何?」「自分に合った仕事は?」
という人生におけるテーマにもなるようなこと。
これも、今までにこれらをすでに見つけた経験者の人と行動したり、見つけ方のこつを教えてもらったりすることで何かヒントに出逢えると思います。
そして、一度見つけると次からはアンテナに引っ掛かりやすくなり、どんどん自分の本心の求めているところに近づいていくでしょう。
そしてそして最終的には・・・じゃん!!
こんな風に、希少なはずの香茸がた~くさん見つかります!!
と、いうわけで・・
もしかしてあなたも日常の中で「あるのに見えない現象」を経験しているかもしれません。
「お母さんのためのパワースポット」となる場所をつくりたいと思っている私。この「あるのに見えない現象」から確実に抜け出せるワークももちろん準備しております♡
たくさんの人が「ある」に注目して、自分の人生をもっと自然体で楽しく生きていけるような世の中になるといいなあと願っています。