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往復書簡/S→N/2023年3月1日

「 2 2 2 」
2が、3つ並んだナンバーの車が
お店の前に停まっていた
2回目の開業記念日、2月22日を
ウニスカさんで迎えることにしたのは
昨年の同日
UNI✕MAKI✕ZINEのスタートの日でもあり
とてもお忙しそうだったのに
私は佐賀で、待機していたことを後悔したからでした。

「始まり」は、何せよ、見えない未来への期待で、ワクワクするものです。
もちろん、同時に不安も存在しますが
おそらく共有できる誰かが居るのと居ないのでは
その大きさは異なる気がしています。

それぞれの「シアワセ」の形は
それぞれのものだから
同時に満たすことは、本当は難しいのかもしれない。

でも、そこに至るまでの経緯や、思いが存在したという事実
そこに着目すると
感謝できたり、自分が「シアワセ」の中に居ることに気付かされると思うんです。

出会ってなければ、歩み寄らなければ、対話をしなければ、たどり着けなかった場所。
一人では、見れなかった光景。

人は「シアワセ」になるために生きていくのだとしたら
そこに到達してしまうと、終わりを意味するのかもしれない。
私は、長年、その呪縛に苦しんできました。

でも、今は、その積み重ねこそが
シアワセなんだと思っています。

生きる先に、まだ見ぬ「シアワセ」が、あるのかもしれない。
でも、あまりに期待し過ぎると、いつまでも満たされない。

日常に埋もれて、見落としてしまいそうになる
「シアワセ」の欠片を一つ一つ掬い上げて
集めて束にしていく。
誰かにしてもらうんじゃなくて、自分の手で。

考えは言葉となり、言葉は行動となり、行動は習慣となり
習慣は人格となり、人格は運命となる。

自分の思いに嘘をついてしまえば、その先も嘘だらけ。
猫を被ったままでは、本当のシアワセは、掴めないと思ってました。
1枚でも脱ぎ捨てられたのなら、良かったですね。
身のある1年だったのかもと、思えたことも
すごいことです。

2周年、おめでとうございます!

さて、すっかり歌人と化したウニスカさん。 
日常でも、心情を言葉にされることが習慣になられて。
3つのお題、それぞれに返答できちゃう余裕すら。
さすがです。

人と違うって、実は当然のことで、個性的で素敵なことだし
私は、むしろ、それを望んでるかも。
そんな私たちにとって、昭和という時代は
生き辛かったのかもしれませんね。
そういう意味でも、これからを楽しめる素質は、充分なはず。

私は、どうやって、お返ししようか迷いに迷い
ハードスケージュールを言い訳に
結果、お返事を投函する前日を迎えていました。

ウニスカさんからのお題は
「桜」「ひな祭り」「卒業」


桜舞う並木道

触れる右側に
私の全てが偏って
雪洞みたいに膨らんだ心臓の
鼓動が振動で
あなたに伝わってしまうんじゃないかと
思えば思うほど
さらに煽ってしまう

それぞれの道へ進む前に
最後に制服姿で
二人並んで
この道を歩けたことが
遠い未来の私への
タイムカプセル

どうかこのまま
桃色のままで

3つのキーワードから
淡いピンク色の春霞の光景が浮かんできて
甘い感じの「詩」になっちゃいました。
こんな時代が、かつて自分にも?
ほぼフィクションですが
しっかり、タイムカプセルは開けられて
色は途中で、変色してしまったけれど
今は、また桃色に戻ったような?

思い出の事実自体は、変わらなくても
その印象は、変化していくものと知ったのは
大人になってからのことです。

今日は、次女の高校の卒業式。
いろんな節目が重なる
makijaku家の春です。

4月のテーマは
「新生活」「自己紹介」「友達」で
いかがでしょうか?

長崎会場での
UNI✕MAKI✕ZINE2023
ネットの対応も含め
お忙しいと思いますが
この期間だからこその出会いを
めいいっぱい楽しんでください!

makijaku

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