『凪のお暇』5巻が心に刺さりすぎてまるで自分のことのよう【漫画ネタバレ感想】
「この作品、まき子好きなんじゃない?」
旦那に言われて手に取った漫画。
『凪のお暇』(コナリミサト 秋田書店)
序盤は凪の性格にイライラしていましたが、最新巻になるにつれ、凪の成長・変化が感じられ楽しんで読むことができるようになりました。
特に5巻が心に刺さる内容てんこ盛りだったのでご紹介します。
※ご注意※
ここから先は凪のお暇5巻についてのネタバレが含まれます。
「あんた人に興味ないのかと思ってたよ」
「正しくは、好きな人にしか興味がないっていうか」
ハッとしました。
主人公が働いているスナックのママが、主人公の凪に言ったセリフです。
凪はスナックでボーイとして働いていますが、
お客さんと会話がしたいのに会話ができない。
自分が分からない話題をふられると、
どうしたらいいか分からず、
会話がすぐ終わってしまうのです。
そのことについて悩む彼女にママがバッサリ。
「そもそも会話のボール投げてすらないじゃない」
そして凪は気付くのです。
「私、“この話題興味ないし、この人達と話しても有益じゃないな”って無意識に(会話の)ボール止めてたかも!?」
うわああああ!?この一連のやりとりのわかりみがすごい~~~~!?
なんて自己中心的な会話のスタンス。
更に次の凪のセリフが、私の心をえぐります。
「こうなるまで自分のこと、わりと聞き上手な方だと思ってたーーーーー!!」
撃沈です…
同じや…
完全に凪と同じだ自分…!
自分が聞き上手だったのではなく、
相手が話し上手だった
or他の人が会話を回していてくれた
or相手と対峙する時間が短かった、
それだけのことだったのです。
それだけのことだったのに自分を過大評価していた…
なんて恥ずかしい…!
「自分が興味ない人が、自分に興味あるわけないのに」
「なのに私、自分には興味持って欲しいんだ」
それから凪は自らボールを投げてみようと努力します。
自分は分からないけれど、あなたは何が好きなんですか?と正直に。
おや、この話、どこかで…
以前noteに書いてたー!?
もう一人の自分に会える作品、それが『凪のお暇』。
・空気を読みすぎてしまうことに悩む人
・仕事も人間関係もうまくいっていない人
・自分がないことに悩む人
・自分の好き・やりたいことが分からない人
・ちょっとした工夫で毎日を楽しみたい人
におすすめの漫画です。
5巻は他にも心に刺さるシーンがいっぱいなので、
序盤で断念した方も5巻まで読んでみてはいかがでしょうか。
きっとあなたも、もう一人の自分に出会えるはず。
まき子🍙(@makicome1986)
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