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「有意義な人間関係」を見つけた話


数年前に、星読みというか占いというか、鑑定というか、
というようなものを受けたことがある。

知り合いがこういったサービスを始めて、
『アナタの将来はこうです、と決めつけるものではなく
良いことも悪いことも流れにうまく乗れるようなアドバイス』、ということだったので、お願いしてやってもらった。


「まきさんは、真面目な話をしたい人です


私は文章でこそ、こんな感じだけど、
ネタを挟んで話したりもするので、人によってはふざけてると思う人もいるかもしれない。
ハリウッドザコシショウのネタを見て、涙を流して笑うのが好きなような人間である。
(文章でもたまにヘンなことを言ってますが)

そんな人を捕まえて、「マジメなハナシ」とはどういうことか。


そこでは概念のようなものしか語られなかったので
私にとっての「真面目な話」って何だろうな~?と思いながら、その場は終了した。



最近、意義のある人付き合いと、疲れる人付き合いって何が違うんだろう、と考えてみることが増えた。

時間は有限」ということだったり、「付き合う人で自分は変わる」みたいなことを意識しての流れかと思う。

わかりやすいメリットを考えて選んでいる、というほど露骨なものではないけど、なんだかモヤっとするとき、その気持ちはごまかさずキャッチするようにしている。


とはいえ、アラフォー以降というか、コロナ禍以降、
以前に比べて「無理せず生きる」ということはできるようになったので
直近の人付き合いでストレスになるようなことはほとんどない。
周囲の皆さんに感謝だし、その環境づくりができてる自分にも「いいね!」をあげたいと思う。



そんなビフォアアフターを考えてみたところ、
お互いが「自分の未来の話」をできる関係ってすごくいいよね、ということに気が付いた。



若いころ「一人ぼっちになりたくない女子同士が集まって、中身のない話をする」という集まりに参加していたことがある。
(ちょ、言い方w)
批判的な表現をしてるけど、私自身だってそうだったから参加していたので共同体だし、文句を言う資格もないけど。

とにかく「そこにいない人」の悪口やウワサ話が多くて、自分もこれに参加しなくなったら陰で何か言われるんだろうな、という気配も感じていた。

不思議なくらい、そのメンバーとは何回会っても「どんなことを考えてるのか」とか「私のことをどう理解してくれているか」ということが全く見えてこず
「あの人のことが嫌いなんだな」という情報しか入ってこない関係だった。
本当に嫌いなのかどうかもわからないけど、誰かのウワサ話を介してしか繋がれない、悲しい関係のように思えた。

せいぜいこちらに向けられる言葉といえば、「やーん、今日の服かわいい~」とか「ネイルかわいい~」くらいである。
私も私で、できるだけ嫌われないような面白い話を提供することに終始していた。



そこにいない第三者の話ではなくて、「自分の話をする」っていうのは信頼関係を作るのにすごく大切だな、と日々思っている。

いっぽうで「自分の話をする」というのは「ウザさ」と紙一重、というところもあるんだけど、話す・聴くの配分は気を付けるとして、「過去の話」をするっていうところに問題があるのかなと感じている。

自慢も過去についての話だし、愚痴も過去についての話だし。


「自分はこれからこういうことをしようと思う」という話ができて、聞いてもらえる関係というのはなんとありがたく幸せだろう、と思う。

逆に誰かのそういう話もぜひ聞かせてほしいし。


ものすごく高尚なチャレンジの話でなくていい。
「あれを食べに行きたい」とか「あそこに行ってみたい」とかでいい。
何なら「今日この後、これしようと思う」とかでもいい。


常に意識を未来に向けるようにしていくことが、人生を充実させるコツだと思う。


※精神的に弱ってるタイミングでは、絶対に無理しないで。
 後ろ向きでも立ち止まっててもいいので。


一緒に明日の方向を向ける関係を、大事にしていきたい。



「そういえば真面目な話が好きって言われたなぁ~」と思い出した。



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