見出し画像

上手くいかず、もがいている未来の私へ

上手くいかず、もがいている未来の私へ

「過去の私は、こんな風に苦しんで前を向いたんだ」と、思い出して欲しくて、今日はnoteを書きます。

言葉が刃みたいに突き刺さって、今も抜けないけど。

でも、そんな自分を救ってくれたのも、また、誰かの言葉でした。

そして、「もう目を覚ましたくない」って思った時は、松浦弥太郎さんのエッセイ『ご機嫌な習慣』を手に取ってね📖

あのさ、ねえねえ、ちょっといい?
こんなことあった、
こんなふうに思うのだけれど、
と知らない人の肩を叩いて、
話を聞いてもらうのが僕の日々である。
この本はそんな僕の「あるくみるきく」を
集めた一冊であります。

『ご機嫌な習慣』まえがきより

言葉に傷つき、言葉に救われた

ちょっとでも気を緩めたら涙が出てきそうで、友だちと別れてからも家に帰らず、私はブックカフェにいました。

本の世界に逃げ込みたかったけど、家に帰るのが不安で仕方なかったんだと思います。

そんな時。

「お姉さん、そのワンピースの柄ってミモザ?」

年上の女性が、とびきりの笑顔で話しかけてくれました。

私は、得意の”つくり笑顔”も上手くつくれなくて、あたふたしていて。

「とっても、素敵。かわいいし、お姉さんに似合っているね」

私は、「ありがとうございます」と伝えることが精一杯でした。

ある言葉に傷つき立ち直れずにいた私は、見ず知らずの女性がかけてくれた言葉のおかげで、笑うことができたんです。

ああ、私はこうやって誰かの言葉の生かされていくんだろうな。

そう思ったら、嬉しくて。

ブックカフェという場所を忘れて、涙が止まらなくなりました。

自分で自分を殺していた

涙が止まらなくなったのは、純粋に女性の言葉が嬉しかったのと、あることに気付かされたからです。

それは、自分でも気付かないうちに、自分のことを否定していたこと。

「素敵」「かわいい」という言葉を受け取った時、「え、こんな私なんかが…?」と、心の中でつぶやいた自分にハッとしました。

最近、「認知行動療法」という分野を学んでいるのですが、私が無意識に心の中でつぶやいたような言葉を「認知」「自動思考」と言うそうです。

同じく、無意識に自分で自分にかけている言葉を「セルフトーク」と言うことも💡

※「もっと知りたい」と思った方へ:この辺りの本が分かりやすくておススメです!

自分を否定する言葉を投げ続けて、私は、私を殺していました。

否定でなく、認める言葉を

きっと、声を掛けてくれた女性にそういう意図はなかったと思うんです。

でも、私は、女性の言葉のおかげで、自分を傷つけていたことに気付くことができました。

他者の「良い所」「好きな所」は、いくらでも言葉にできる自信があります。

だけど、自分のこととなると本当に苦手。

「何で、こんなこともできないの?」
「もっともっと、頑張らないとダメだよ」

未来の私は、こんな風に自分に声掛けしていませんか?

もし、そうだとしたら、1日1回だけでも大丈夫。

「よく頑張っているよ」と、自分自身に声掛けして欲しいんです。

言葉を伝え続ける人でありたい

言葉は、身勝手だし、自己満足なものだと思います。

自分ではどんなに言葉を選んだつもりでも、相手を傷つけることがある。

逆に、何気ない言葉が、誰かを救うこともある。

どん底にいた私は間違いなく、ブックカフェでたまたま出会った女性の言葉に救われました。

もしあの時、あの女性が「急に声掛けたら、ビックリするかな?」と思って躊躇して、言葉を届けてくれなかったら?(※ちょっとビックリはした!)

私は、今も自分で自分を言葉で殺し続けていたかもしれません。

未来の私へ。

心の中で思うだけでは、相手には何も伝わらない。

言葉で伝えても、相手に全てが伝わるとは限らない。

でも、言葉にする努力をしないまま諦めるのだけは、絶対にやめてね!

(おまけ)松浦弥太郎さん『ご機嫌な習慣』

私の人生を振り返ると、どん底の時ほど、「人」と「本」の縁に恵まれていることを実感します。

いつも私の話を聞いてくれる人、笑いが絶えなくていつまでも話を聞いていたいと思う人、他にもたくさん。みんな本当にありがとう。

大好きな人たちと美味しいご飯を食べるために、私はランニングを頑張る!

例の号泣したブックカフェで、たまたま出会ったのが松浦弥太郎さんの『ご機嫌な習慣』というエッセイ(涙は止まらないなりに、しっかり読書はした☕)。

松浦さんの習慣の1つとして、「自分を守る1枚のメモ」が紹介されていました。

「自分が大切にしたいこと」「こうありたいと思うこと」など、これまでの気づきをメモにしたもの。

常に更新しながら、松浦さんはお守りのように持っているそうです。

自分を守る1枚のメモ
成長とは、当たり前のことの精度を高めることであり、
当たり前のことができた上での、新しい気づきや、新しいチャレンジなのだろう。
例えば、くじけてしまうことが、1年の中には時折ある。
そういう時に、このお守りを開いてみる。
すると、どれか1つができていなかったことに気づいたり、解決してくれるアドバイスが潜んでいたりする。

『ご機嫌な習慣』

例えば、お守りにはこんなことが書かれています。

  • 急がない、求めない、怒らない

  • 早寝早起き

  • いつも感謝

  • 言葉を慎む

  • いつも笑顔

  • 先に与える

何かあった時、しっかりと自分を助けてくれる存在としてのお守り。

私も、自分の手でつくってみます!

最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?