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自分の人生を生きる、宙ごはん

今朝ご紹介する本は、町田そのこさんの『宙ごはん』です📖


さまざまな家族の形

主人公の宙(そら)には、育ててくれている『ママ』、産んでくれた『お母さん』がいます。

物語はスタートするのは、そんな宙の幼少期から。

私は、町田さんの描く”家族の物語”が大好きです。

今回の『宙ごはん』でも、さまざまな家族の形が描かれています。

家族とは?血のつながりとは?

家族って、切っても切れないものだから苦しくもある。

でも、だからこそ誰もが考え続けないといけないものなかな?と感じた1冊でした📖

涙が止まらなくなった時もあったけど、心があたたかくなるラストが準備されています。

変化の一歩を必死に踏んで生きていく

ここで、大好きな言葉たちを1つ紹介させてください。

ひとはきっと、いつでも変化の一歩を必死に踏んで生きていく。
たくさんのものを抱えて、なお。
そしてその一歩は自分だけの力じゃない。
たくさんの大切なひととの思い出や、繫がりが奇跡のような力となって、手助けしてくれるのだ。

宙ごはん

人生は、決して良いことばかりではありません。

どん底のような時もあるし、そこから這い上がって新しい世界が開ける時もあります。

だから、いくつになっても人は変わることができる。

そして、それは自分の一人の力だけではなく、周りに生かされているものだと改めて考えさせられました。

人生を支えてくれる物語

『きっと、この物語は、あなたの人生を支えてくれる』

こののキャッチコピーには、どんな思いが込められているのか?

読む前は、よく分かりませんでした。

小学館ウェブサイトより

でも、読み終わった今思うのは、確かに「人生を支えてくれる」であろう物語だということです。

第5話『ふわふわパンケーキは、永遠に心をめぐる』に登場する人物・遠宮廻くん。

彼は、ある出来事から「家族」に関わる本を読み続けている子で。

「多分、本の中に自分の探してる答えがあるかもしれないと思ってる、から」

私が町田さんの物語を読み続けているのも、たぶん遠宮くんと同じような考えがあるから。

だけど、本の中に答えはないのだと思います。

本の中にあるのは、自分で答えを見つ出すためのヒントたちだけ。

だから、このヒントが「人生を支えてくれる」ということなのではないかと思ったんです。

そのことに気付けただけでも、きっと私はこれから自分の人生を生きていける。

そんなことを、『宙ごはん』に教えてもらった気がしました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます🍀

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