「奈良美智: The Beginning Place ここから」
「奈良美智: The Beginning Place ここから」を見に行ってきました!!
なんのきっかけからか、どこで見たのがはじめなのかわからないくらい、ずっと前からひそかに好きだった奈良美智さん。
女の子がインパクト強くて、でもかわいくて、特徴のある雰囲気とラフな感じの線の絵がすごい好き。
青森県立美術館にあおもり犬がいるのは知ってて、奈良美智さんの展示があるのも知ってて、いつか見に行きたいなぁと思いつつ、海外の大きな展示などされてる様子をTwitterでうらやましく見ていた。
青森県立美術館自体も気になっていて、いつか行ってみたかった。
でも、青森ってちょっと遠くてハードルが高くて、なかなか機会がつくれてなくて。
という中で、大きな企画展があるなら今しかないじゃん!と思って決行。
まぁまぁ仕事忙しい時期だったけど行きたさが勝った。
なんか、こういう、このタイミングで行くぞ!っていうのを逃したら、ほんと行けなくなりそうで。
*
てことで、憧れの奈良美智さん展示!!
駅からポスター見てテンションあがり、着いてテンションあがり、建物見てもあがる。
なんとなく展示の宣伝など見ていたときには、メインビジュアルの女の子、背景明るいのと暗いのがあるんだなーと思ってだんだけど、よく見たら違う女の子だということに気づく。
同じ構図で同じような表情だけどよく見ると全然違う顔だった。
メイン展示で近くでよく見てみたら、ほとんど同じ絵の印象だったのに、表情も色もいろいろ違った。
最近の、この女の子たちの描き方、線がなくて色を重ねてつくってあるこの色がめちゃくちゃきれい。
たくさん重ねてあるのに、重くなくて明るくてきらきらしている。
実はメインビジュアルのこのこたちよりも、ちょっと前のタッチが好みだなぁと思っていたのだけど、リアルで見たらやっぱりめっちゃよかった…!!
写真では全然伝わらないけど、なんかもう圧倒されるすごさ。
この女の子たちがほんとすごいなぁと思うしきれいだなぁと思うし好きなんだけど、でも1番好きなのはこのこ。
どこがどう好きとか全然説明できないけど、もう、この雰囲気と表情と線の感じとか、ほんとにつぼ。
このこと、メインビジュアルの女の子と、同じ展示室にあって、ほかの部屋に行っては戻り何度も見てた。
帰る前にも最後に、と寄ったら、ほかに誰もいなくなった瞬間があって、静かな中でひとりでこのこたちをじっくりずーっと見ていた。
めっちゃ贅沢だった…!!!
この、コロナ禍でホテルに足止めされていたときに描いていたという、さくっと一発描きしたような、たくさんのイラストたちも好き。
ひとつひとつもかわいいけど、たくさん並んでる様子が余計に好き。
インパクトの強い女の子の絵と同じ部屋に、こんなオブジェもあった。
これはこれで別の方向にインパクト強い。
小さな作品をまとめてあるコーナーも。
写真ではわかりにくいけど、これ、何かの絵の上にぬりつぶして描かれている。
上から塗ったり貼ったりして、それがほんのりすけていたり、重ねている跡がはっきり見える、そういう、上から描いたということ自体がうみだすもの、っていうのがおもしろいなぁと思った。
同じものをまっさらの紙に描かれていても、きれいに塗りなおした上に描かれていても、きっと全然違うものになる。
元の作品をこんな形で使っているのって、過去の想いやイメージを変えるみたいにも感じるし、すごいエネルギーがこめられている気がする。
絵そのものも好きなんだけど、ディスプレイのしかたも好きだなぁと思って、似たような大きさの小さめのものをちょっと並べるっていうの、まねしたい感じ。
ここの展示も好きだった。
というか、この、絵が旅するっていうのが好き。
この絵の女の子が、あちこちに行って、そこの風景とそれぞれの絵になる。そこの景色になる。
絵って完成したらかたまってしまう感じだけど、そうじゃなくて、絵が自由でいいな。
ずっと見たかった、あおもり犬。
目の前で見たら、想像していたよりもすごく大きくて圧倒される。
どの角度から見ても、存在感がすごくて、ただただ見上げた。
八角堂にある、森の子。
森の子、子どもっていうより、神様みたいな感じがする。
この立体の作品、確か最初の部屋と、平和の部屋の間のところにあったのだけど、大きな空間にずんっとあらわれた感じで、なんか怖いと感じてしまった。
大きさと、目の感じの印象かな。
この絵は、懐かしい感じ!
多分最初に奈良美智さんのこのこたちが目に入ったはいったときが、こんなこ。
これもなんか好きだったなぁ。
さらっと描いた雰囲気と、さらっと描いてる雰囲気の割になんか濃い絵。
双子の山の女の子?
平和のお部屋。
PEACE、NO WARの文字などがあちこちに。
と思えば、しれっと戦争の絵がある。
「I don't Mind,If You Forget Me.」というメッセージ。
その文字が、たくさんのお人形やぬいぐるみでつくられている。
このメッセージはほんとは、忘れないで、なのかなぁ。
忘れないで、とも違う気がする。
忘れても気にしない、という割には、忘れてほしくなさそうな目をしているように見える。
「祭壇」らしいけど、確かにこうやって全体を眺めてみると、飾ってある感じとか、そう言われたらそうかなぁと思うのだけど、近くにいたらたくさんのかわいいこたちが集まる楽しそうな空間にも感じた。
整然と並べられてはいるけど、好きなものがおいてある遊び場みたいにも思う。
すみずみまでのぞきたくなってしまって、いろんな角度から見える感じも楽しみたくなって、うろうろ見ていたら線はみだして注意されてしまった…
個人的には、この祭壇でのテンションあがるポイントがもういっこあって。
この2段目のまんなかの黒いねこのこ!!
うちにもいる!!
この空間も好きだったところ。
わー好きな感じ!って近くでまじまじ見てたら、下に飾られている立体のこたちと目があってちょっとびびったけど。
じっと見ている感じなので不意打ちされるとおどろいてしまう。
ドローイングのお部屋。
その他気になった作品たち。
*
なんかもうあれこれ感想を書きたいけど、出てくる言葉がちゃちすぎて、あぁぁぁ…ってなるのでこれくらいにしておく。
てか印象に残ったところだけでもと思ったけどたくさんすぎて収拾つかないし。
また見たいなぁ。
見るたびに好きって思うだろうし、でもきっと見るたびに見るところ変わったりもするんだろうな。
(だけど今回の1番のお気に入りのは、やっぱり1番好きって思う気がする。)
いつか、レプリカでいいから、あの絵を家に飾りたい!!
展示でやってたみたいに、いくつかの気に入った絵をランダムに並べて飾るのもいいなぁ。
*
ライティング・ライフ・プロジェクト2024年3月期募集準備中です。
お問い合わせなどはこちらからどうぞ。