39、サンキュー!キャンドルと屋久島旅行
沖縄旅行でペアマグカップを買えたおかげで、目の保養になってる日々。
絵柄と土の雰囲気にエネルギーを感じる。
見るだけじゃなくて、実用性の高いコップというのもポイントね。
そんな我が家には、実用性のないオブジェと化したキャンドルがある。
9年前の今日。
小学校時代からの友人と三十路記念になるタイミングで旅行した。
念願の屋久島。
30歳の記念日に行けるなんてラッキーと思ったのも束の間。
旅行2週間前。
「実は体調を壊して一緒に旅行に行けないかもしれない」
友からの相談。
誕生日にぼっち旅は悲しい。
とはいえ、体調が悪いのであれば仕方ない。
という話を電話で母にしていた。
翌朝「お父さんとお母さんも屋久島行くわ!飛行機とホテル、もう取ったから。」
スーパーフッ軽族の両親からの連絡。
行ってみたかったから。
とは言ってたけれど、娘が独りだと寂しいだろうって伝わったんだよね。
友人の体調も戻り、
一緒に行けると喜んだ旅行1週間前。
ケガしました、私。
社内で重い荷物を運んでる人にひかれ、アキレスを打撲&流血。想像以上に出血がひどくて病院に行く羽目に。
医師「2週間は必ず安静にしてください」
えーーっと・・・無理っす。
「1週間後、屋久島にいって20キロ以上歩きたいので、なんとかお願いします。」
・・・
何とかと言っても、と色々医師から言われつつ旅行前日での診察。
「行くなといっても行くんでしょうし、登るなと行っても登りそうなので、どうしたら痛みを抑えられるか、対処法をお伝えしておきます」
と言って、大量の痛み止めの薬とカチコチテーピングの巻き方を教わった。
お医者さんサンキュー!
友だちも両親も行ける。
ケガの対処法も学んだ。
よし、後は登るだけと思った当日朝。
携帯が鳴る。
時間を見た。
あれ?空港の待ち合わせ時間・・。
盛大に寝坊した。
幸い空港に近い場所に住んでいたこと、空港までビュンと乗せていってもらえたことで搭乗手続きにはどうにか間に合ったんだけれども。
乗り遅れたら泣いちゃう。
幸先のいいとは言えない30歳の始まり。
いや、自分が寝坊しただけなんだけどさ。
買ったばかりの一眼レフを手に
説明書を眺めながら試しつつ屋久島に到着。
1日目は友と2人で白谷雲水峡。
2日目は家族3 人で屋久島の王者・縄文杉へ。
2日間で25キロ以上歩く旅。
カチコチテーピングと薬と、ハイテンションのおかげで、どうにかなるから不思議。
たくさん撮ったはずの一眼レフでの写真は、どこぞのUSBに入ってるやら。
全く探せてない。だが、すでに両親へはアルバムをつくってプレゼント済。十分責務を果たしてくれた。
唯一残っていた写真は、ガイドさんがFacebookに残してくれていたもの。
やけに張りきった山ガール風の母と父と、テンション高めのガイドさん。
ガイドさん、サンキュー!
お天気も最高で、縄文杉の旅20キロも完遂。
大満足の旅はたいてい記憶に残らないのだが、この旅行は出発までのネタで記憶に残っている。
もう一つ。
20キロ歩いてクタクタの夜、
両親と友と4人で宴をした。
すると、母と友達から誕生日プレゼント。
「本当は結婚する時にプレゼントしたかったけど、当分無理そうだから先にあげるわ」と言って母からはパールのアクセサリー。
父母、色んな意味を込めてサンキュー!
友人からはキャンドル。
彼女の好きな青がメインの鮮やかな贈り物。キャンドル一つ、センスの良さが光るよね。
家族3人で縄文杉に登っている間、彼女は一人屋久島散策をしていて、その時見つけてくれたようだ。
結局使うことなく9年間、我が家に鎮座しているオブジェ。まだ飾れてるなんて、彼女もびっくりすることだろう。
毎日、ダイニングテーブルから目に留まるキャンドル。
彼女の存在を感じつつ、出発までの出来事と、30代の門出の旅行と、家族との幸せを思い出させてくれるギフト。
Aちゃん27年間サンキュー!
キャンドルちゃん、9年間サンキュー!
驚きだけど今日で私39みたい。
ん、あってるよね?!
いつも元気をくれるみんなも
苦手な育児に励む私も
早起き苦手な母を起こしてくれる娘も
毎日愛でてくれる夫も
みんなみんなサンキュー!
支えてくれるたくさんの方のおかげで
私は幸せな日々を過ごしております。
40までに開花もしたいです。