うちな~んちゅ(沖縄県民)の”チムグクル”
よく行くおそば屋さん(沖縄そば)での出来事。
こちらのメニューをご覧いただきながら会話をお楽しみください♪
わたし
「”ながどう家そば” と ”お子様そば” ください」
おばちゃん
「お姉さん、”ながどう家そば”より”ソーキそば”の方が100円お得だよ!」
わたし(それは分ってる…笑)
「”ながどう家そば”のほうがお肉がたくさん入っているからいいな♪と思ったんですけど...」
おばちゃん
「それがさ、ソーキそばのお肉が1つ減って、三枚肉が1枚プラスされるだけだわけよ。それだけで100円プラスになるから三枚肉にこだわりがないんだったらソーキそばがいいよ」
わたし
「そうなんですね!それだったらソーキそばにしようかな。おばちゃん教えてくれてありがとう」
***
もう面白すぎですよね!
どんな親切心!?
普通は650円のおそばより750円のおそばお勧めしません?
メニューの真ん中にドンと店名入りの沖縄そばが載っているんだから、きっとこのおそば屋さんのイチオシなのよね?笑
もしこのプライスを付けるのであれば、ソーキそばのお肉を減らすか、ながどうそばのお肉を増やすか、どっちかにしたらいいのでは…
突っ込みどころ満載でしたが、おばちゃんの”絶対お得だよ”の押しに乗っかりソーキそばを注文した私がいました。
***
沖縄には”チムグクル”という言葉があります。
漢字で書くと”肝心”
どういう意味かと言うと、
「相手を想いやる心」
「心の優しさや豊かさ」
「助け合いの精神」
などの意味があります。
うちな~んちゅは「一度会えばみな兄弟」だと思っているかも^^;
一度会えばみな兄弟のように仲良くなります。そこまでしなくてもいいよ…と言いたくなるくらいの親切心を持ち合わせている心優しい沖縄県民。
おそば屋さんのおばちゃんのアドバイスも
”チムグクル精神”から来ているのかしら!?笑
ちょっとホッコリしました✨
そして最後にもう一つ、
とっておきの”チムグクル”を・・・
これね、これから家の塗装をするところで塗装屋さんが養生(ペンキが外壁以外につかないようカバーする)シーン。
シーサーをよく見てください。
”家の守り神”と言われるシーサー。
シーサーの口元だけが空いているのが分りますか?
最初全てビニールで養生されていたシーサーを見て、”シーサー息ができなくて可哀そうさ!”と言って口元だけカットしてくれたんだとか。
これがうちな~んちゅの”チムグクル”
MAKI