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コンテンツ月報:2024.9

NHK朝ドラ「虎に翼」がついに最終回を迎えました…!
いまだに、余韻に浸っています。人生で愛したコンテンツTOP10を選ぶとしたら、間違いなくランクインさせたいドラマです。


1. 虎に翼

NHKオンデマンドに入るべき…?と迷うくらいハマりました。もう一度、毎日1話ずつ観たい…!
4月1日から9月27日まで、毎日欠かさず。会社帰りの電車の中で、毎話2,3回ずつ観てました。ありがとうNHKプラス!

へとへとに疲れて眠りたい通勤電車の中でも、とらつばを追いかけ視聴するのが楽しみだった日々。幸せでした。
4〜9月は個人的に、「男社会の中で立ち回る女」である自分を実感する時期だったので、寅子たちの姿に、どれだけ励まされたか。

昨年2月、伊藤沙莉さん主演で…とのニュースが発信された時に、“本作は、女性として初めて裁判長も務めた三淵嘉子(みぶちよしこ)氏をモデルとしたオリジナルストーリー”と書かれていて、その時は「強いひとりの女性が“己の力だけで”のぼりつめていくサクセスストーリーかな?」と思っていました。
だけど途中から、これは違うわと。猪爪寅子という女性だけじゃなく、志を同じくする仲間や先輩、恩師や上司や同僚、そして家族、仕事で関わったたくさんの人達…いろんな人との出会いが、彼女の翼になったんだ、と理解できました。
そして、このドラマが、私という虎の翼にもなってくれた。そんなふうに思える、大事なドラマになりました。
このレビュー▼がまさに同じ気持ちを綴っておられて感動…!

そしてやっぱり、主題歌が最高です!
アニメーション含め、オープニングが最高に好きすぎて。配信で見るたび、ただの一度も飛ばさなかった。
特番の為に制作されたフルバージョン、ほんっとに最高です。見るたびに泣いてしまう…!

末次先生のnote、読み応えがありました…!それぞれの日々に、とらつばのイズムを持ち帰って。それぞれの持ち場で、「前」に進めていきたいですね。


毎日Notionでとらつば鑑賞ログをつけていました!読み返すと楽しいし、やっぱり解像度が上がりますね。
あのエピソードって、こんな最近だったんだ!?と驚いたりして、やっぱりとらつばは内容が濃いな〜と唸ったりしました笑。

Notionのドラマ鑑賞ログ

本当に、最高!です!!


2. ナミビアの砂漠

河合優実さん主演!公開を楽しみにしてました!
「日本は少子化と貧困で終わっていくので今後の目標は生存です」というカナの言葉はめちゃくちゃ良かった、刺さりました。

個人的にはハヤシ(金子大地さん)の気持ちがわかりすぎて辛かった…わかる…わかるぞおまえの気持ち。でもその嵐みたいな闘いの時代を過ぎたら分かり合えて楽になるから。多分…みたいな。笑

初監督作「あみこ」でベルリン国際映画祭フォーラム部門に史上最年少で招待されるなど高く評価された山中瑶子が監督・脚本を手がけ、「あんのこと」の河合優実を主演に迎えて撮りあげた青春ドラマ。現代日本の若者たちの恋愛や人生を鋭い視点で描き、2024年・第77回カンヌ国際映画祭の監督週間で国際映画批評家連盟賞を受賞した。

21歳のカナにとって将来について考えるのはあまりにも退屈で、自分が人生に何を求めているのかさえわからない。何に対しても情熱を持てず、恋愛ですらただの暇つぶしに過ぎなかった。同棲している恋人ホンダは家賃を払ったり料理を作ったりして彼女を喜ばせようとするが、カナは自信家のクリエイター、ハヤシとの関係を深めていくうちに、ホンダの存在を重荷に感じるようになる。

「猿楽町で会いましょう」「サマーフィルムにのって」の金子大地がハヤシ、「せかいのおきく」「プロミスト・ランド」の寛一郎がホンダを演じ、新谷ゆづみ、中島歩、唐田えりか、渋谷采郁が共演。

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途中でナミビアの砂漠状態に俯瞰するメタ的構造になるの面白かったです。
いまならアザラシ幼稚園なんだろうか…と思うなど。


3. Chime

話題だったので鑑賞。全然共感できない系の主人公だー!笑
「Cloud」鑑賞後に思うのは、私は、こちらの方が好きだな、ってことです。

一番怖かったのは(極力ネタバレを避けずに言うと)ある人物が居ない、となった直後に登場人物がすごい表情してたとこ。何見たんだろう…
ちらほら「何見てんだろ」とか「そんな大量のカンカンどうすんねん」とか「なんでいきなりレストランで無差別殺人未遂」とか疑問に思うシーンがあって、そういう“日常に潜む狂気”を描くのが本当に巧みだなと思います。

「CURE キュア」「回路」「ドッペルゲンガー」などのサスペンス、ホラー作品でも知られる黒沢清監督が手がけたオリジナルの中編作品。あるチャイムの音をきっかけに、料理教室で講師を務める主人公の日常に異変が起こるさまを描く。

料理教室で講師として働いている松岡卓司。ある日のレッスン中に、生徒のひとりである田代一郎が「チャイムのような音で、誰かがメッセージを送ってきている」と不思議なことを言い出す。事務員のあいだでも田代は少し変わっていると言われているが、松岡は気にせず接していた。しかし別の日の教室で、田代は「自分の脳の半分は機械に入れ替えられていてる」と言い出し、それを証明するために驚きの行動に出る。これをきっかけに松岡の周囲で次々と異変が起こり始め……。

メディア配信プラットフォーム「Roadstead」のオリジナル作品第1弾として製作され、「Roadstead」で2024年4月12日からデジタル販売された。2024年8月から、東京のミニシアター「Stanger」の配給で劇場上映。

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元町映画館で鑑賞しました!平日だったのに、結構お客様入ってましたね、さすが。

元町映画館で鑑賞


4. スオミの話をしよう

三谷幸喜監督の最新作。そしてこの豪華な演者陣の中に、松坂桃李さんがジョインされたのが最高に嬉しくて!!
かっこよすぎて最高でしたね。セスナ操縦できるとか!もう!!

安定感あるというか、こういうの観たかったんだよね、と期待通りの空気感&クオリティですね。
スオミの過去を真面目に考えると、思うところがないわけじゃないけど。このコンテンツのポイントはそこではないんだよねと。

三谷幸喜が「記憶にございません!」以来5年ぶりに手がけた映画監督・脚本作品。長澤まさみを主演に迎え、突然失踪した女性と、彼女について語り出す5人の男たちを描いたミステリーコメディ。

豪邸に暮らす著名な詩人・寒川の新妻・スオミが行方不明となった。豪邸を訪れた刑事の草野はスオミの元夫で、すぐにでも捜査を開始すべきだと主張するが、寒川は「大ごとにしたくない」と、その提案を拒否する。やがて、スオミを知る男たちが次々と屋敷にやってくる。誰が一番スオミを愛していたのか、誰が一番スオミに愛されていたのか。安否をそっちのけでスオミについて熱く語り合う男たち。しかし、男たちの口から語られるスオミはそれぞれがまったく違う性格の女性で……。

三谷が脚本を手がけたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では語り部を担当した長澤が、ミステリアスなスオミ役を演じた。スオミを知る5人の男たちは、元夫の刑事・草野役を西島秀俊、現夫の詩人・寒川役を三谷監督作品初出演となる坂東彌十郎、ユーチューバー・十勝役を松坂桃李、庭師・魚山役を遠藤憲一、警察官・宇賀神役を小林隆がそれぞれ担当した。

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母と八丁座で鑑賞できて嬉しかったです!年配のお客様が多かったのと、ちょいちょい笑い声があがっていたのが、「長年愛されている世界観」って感じで素敵でした。

八丁座!

宣伝で、キャスト陣がいろんな番組にゲスト出演していて眼福だったのですが、特に9/13の金スマは最高でした!演者の皆さんがお互いの仕事のやり方やエピソードを質問していくという。最高。

特に松坂桃李さんのエピソード、
・眠れない日は「もう1日ある」と思いこみ(暗示をかける)、スイッチを切らない
・影響を受けた俳優は役所広司さん。役所さんの前では引き出されそうになる、目を見て芝居すると全部を出さないといけなくなるような気になる
→三谷幸喜さん「役所さんの人間性、経験してきたもの…でしょうね」
のやりとりとか、最高でした…!こういう番組、もっと観たいです!!


5. Cloud

黒沢清監督×菅田将暉ということで。
菅田さんも勿論、脇を固める演者さんが本当に豪華でしたね!

ガンアクション…刃だと嬉しかったな…と思うなど。

黒沢清監督が菅田将暉を主演に迎え、憎悪の連鎖から生まれた集団狂気に狙われる男の恐怖を描いたサスペンススリラー。

町工場で働きながら転売屋として日銭を稼ぐ吉井良介は、転売について教わった高専の先輩・村岡からの儲け話には乗らず、コツコツと転売を続けていた。ある日、吉井は勤務先の工場の社長・滝本から管理職への昇進を打診されるが、断って辞職を決意。郊外の湖畔に事務所兼自宅を借りて、恋人・秋子との新生活をスタートさせる。地元の若者・佐野を雇って転売業は軌道に乗り始めるが、そんな矢先、吉井の周囲で不審な出来事が相次ぐように。吉井が自覚のないままばらまいた憎悪の種はネット社会の闇を吸って急成長を遂げ、どす黒い集団狂気へとエスカレート。得体の知れない集団による“狩りゲーム”の標的となった吉井の日常は急激に破壊されていく。

菅田扮する主人公・吉井の謎多き恋人・秋子を古川琴音、吉井が雇う青年・佐野を奥平大兼、ネットカフェで生活する男・三宅を岡山天音、工場の社長・滝本を荒川良々、吉井を転売業に誘う先輩・村岡を窪田正孝が演じた。

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シネリーブル神戸にて鑑賞。座席がリニューアルされて、とても観やすくなっていて最高です!

シネリーブル神戸にて


6. ラストマイル

仕事が忙しくなると会いたくなる舟渡エレナさん…!
私も「ブルドーザーのように仕事をする」タイプなので、エネルギーを貰いに行きたくなってしまいます。
再来月に向けてめちゃくちゃ仕事がハードモードになるので、ぜひブラックフライデーまでロングランかかってほしいです…!年末まで行ってくれたら、また母と観に行けるし!

(公開から1ヶ月が経った9月最終週の日曜日、tohoシネマズ梅田の一番大きなスクリーンで上映されていることに嬉しみを感じるオタクです)

そして入場特典!こういうの、待ってました!!
ほいほい釣られて鑑賞回数を重ねてしまうので、ぜひ第二弾、第三弾とお願いしたい!
このイラスト、本当に可愛くて大好きです。

入場特典

それにしても、あの8/20のシェアード・ユニバースプレミアイベントの日に、キャストの皆さんはすごい稼働されていたんだなと…かなりの数のコンテンツを収録されていたんですね。
宣伝部門の方々の緻密なプランニングが本当にすごい。分刻みスケジュールだったんだろうな…!
アンナチュラル組のプレミアムトーク、最高でした!


[来月] 月刊松坂桃李

そして来月に向けたビッグニュース!!楽しみすぎる!!!
WOWOWに入っていないので、まず入会せねば!です!

まさかあの企画が、こんな豪華なメンバーで具現化するとは…笑
三者三様の松坂桃李。楽しみです!


とらつばロスが凄いのですが、つらい時、しんどい時は、心に寅ちゃんやよねさんを住まわせて、「はて?」もしくは「アホか!」の精神で、毎日を生きて、前に進んでいこうと思います。ブルドーザーのように!

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