視覚障害者が語る!ミュージカル「天使にラブソングを」感想
こんにちは。MAKIです。
視覚障害者である私の日々の出来事を投稿しています。
さて、今回は観劇感想です。
※ネタバレがありますのでご注意ください。
観た作品名・場所
2024年7月8日
ロンドンのDominion Theatreで「天使にラブソングを」Sister Actを観てきました。
今回の観劇にこのミュージカルを選んだ理由
3月に観に行ったハリーポッターと呪いの子がきっかけで観劇にはまりました。
そして劇場でも音声ガイドを使えると知ったことも、観劇にはまったきっかけの一つです。
呪いの子は予想以上に楽しめたので、もう一度観に行きたいと思っています。
ですがせっかくなら他の作品も観てみたいと思いました。
アクセスパフォーマンスのうちの一つである音声ガイドは、1年に何回か行われています。
私は音声ガイドがある日に観に行きたいので、日頃からウェブサイトで、いつどの作品の音声ガイドがあるかチェックしています。
6月の下旬にSister Actの音声ガイドがもうすぐあると気づいて、まだ席が空いていたし、面白いと聞いていたので観に行ってみることにしました。
タッチツアー
音声ガイドを使って観劇する時は、作品によっては、舞台のセットや小道具、衣装などを触れる、タッチツアーと言う視覚障害者向けのツアーがあります。
今回観に行った作品はタッチツアーがあったので参加してきました。
舞台で使う道具や衣装をじっくり触らせてもらえて、どんなものが使われているかがよくわかりました。
座った席
今回は1回席の前から2列目に座りました。
ほとんどど真ん中でしたが少し右寄りでした。
今までの経験から、音声ガイドなどアクセスパフォーマンスのチケットを取った時は、劇場側で席を取ってもらうイメージだったのですが、今回は自分で選べました。
きっと作品によってちょっとずつシステムが違うんですね。
前から2列目、3列目、4列目が空いていました。
呪いの子を観た時は4列目で、結構見やすかったので、どうしようか迷いましたが、思い切って2列目にしてみました。
見やすかったですが少し舞台を見上げるような感じだったので、前の方の席を選べる時は、3列目か4列目がいいかなぁと思いました。
ミュージカルの感想
このミュージカルはとにかく歌がすごかったです。
映画よりも音楽が多く、セリフが歌になってる部分も多かったので、音声ガイドなしでも楽しめるんじゃないかと言うくらいでした。
でも舞台が見えない私は、誰かが面白い動きをしてたりしても、他の人たちと一緒に笑えないので、音声ガイドがあってより楽しめました。
最後はみんな衣装がキラキラでした。
音声ガイドで、キラキラの衣装をきているという説明があったので、単眼強で見てみると、確かに全員キラキラの衣装をきているのがなんとなく見えました。
特に歌のシーンでは照明がすごくピカピカしていて、最後はにじいろになってました。
そして、ミラーボールがちょうど私の頭の上くらいにあって、それが回転する度に、顔にキラキラのライトがあたりました。
音声ガイドの感想
ミュージカルが始まる15分前に、衣装やキャラクターについての説明がありました。
ミュージカルをやっている間の音声ガイドはとてもわかりやすかったです。
照明の色や、舞台に誰がいるかなどを説明してくれました。
また、キャラクターが一人づつ順番に歌っている時は、今誰が歌っているかの説明があってすごくわかりやすかったです。
ちなみに休憩時間が終わるギリギリのタイミングで、後ろの方から
「きゃー!!!」
と言う観客の声。
その声はだんだん前へと広がってきて、
なんとシスターたちが客席を通り抜けて行きました。
まとめ
天使にラブソングをのミュージカル、観に行ったのが平日の夜だったにもかかわらず、足を運んでみてよかったです。
去年の私なら観劇は絶対断ってたはずだけど、今は逆に劇場にもっと行きたいです。
まだ観たい作品は色々あるので、これからもたくさん劇場に行けたらいいなと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。