彼女の優しさはどこから来たのだろう?
私には、小学2年生の娘がいる。
とても優しい性格の彼女。
祖父母や学校の先生、お友達のお母さんにも、「優しいね」と声をかけられることが多い。
彼女の優しさを、もう少し掘り下げてみる。
優しい性格の人間は、一緒に過ごしていて傷つかない。
つまり、自分以外の他者と、心地よく時間や空間を共有することができる。
これは、1人よりも誰かと過ごすことを楽しめる彼女の嗜好にマッチしている。
優しくあろうとすると、その相手のことを考えることになる。
そのため、相手のことを観察し、こんな気持ちかな?こうしたら嬉しいかな?と想像力を働かせる。
彼女の想像力の豊かさは、違った側面での魅力で、お絵描きなどのアウトプットや読書、エンタメなどのインプットで力を発揮している。
加えて、彼女は感情表現が豊かな上、そんな自分の感情を冷静にとらえられている。
感情とセットで、理由も話してくれるが、そこがぐちゃぐちゃになったり、感情だけが突っ走ることが(若干8歳にして)ほとんどない。
こう書いていると、手前味噌ながらほんとによくできた娘で、なぜ彼女はこんな優しい子に育ったんだろうと不思議に思えてくる。
というのも、私も夫も客観的な見え方として、優しさが一番にくるタイプではない。
特に、私は(恥ずかしながら)感情が突っ走ることが多々あり、反省と後悔でいっぱいになる経験がいまだにある。
娘にとって、とてもいいお手本とは思えない。
これは想像だけれど、やっぱり彼女が選んでいるんだろうなと思う。
彼女の優しさや思いやりを心地よく思ってくれる友人ができて、いっしょに過ごす時間を楽しめている、その成功体験を大事にしているんじゃないかな。
その裏には、きっと、優しさで繋がれなかった友人もいたかもしれない。
大事なものは人それぞれ。何が心地よいかも、違うものだろうし。
そして、大事にしてることや心地よく感じることは、変わることもあるだろう。
迷ったり、戸惑ったりすることもあるかもしれない。
そんなときは、一番身近にいる私たち家族が、背中を押してあげたいな。
これからの成長もとても楽しみ!
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