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学習指導要領を読み解こう

学習指導要領は、今回から前文がつき、国として目指す5つの大きな目標が示されたのである。ここで、再度確認したいと思う。

1 幅広い知識と教養を身に付け,真理を求める態度を養い,豊かな情操と道徳心を培うとともに,健やかな身体を養うこと。
2 個人の価値を尊重して,その能力を伸ばし,創造性を培い,自主及び自律の 精神を養うとともに,職業及び生活との関連を重視し,勤労を重んずる態度を養うこと。
3 正義と責任,男女の平等,自他の敬愛と協力を重んずるとともに,公共の精神に基づき,主体的に社会の形成に参画し,その発展に寄与する態度を養うこ と。
4 生命を尊び,自然を大切にし,環境の保全に寄与する態度を養うこと。 5 伝統と文化を尊重し,それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するととも に,他国を尊重し,国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。

 それとともに、これからの時代に求められる教育を実現していくために 、よりよい学校教育を通してよりよい社会を創るという理念を学校と社会とが 共有し、どのよう な資質・能力を身に付けられるようにするのかを明確にしなが ら、社会との連携及び協働によりその実現を図っていく「社会に開かれた 教育課程の実現」が重要となると謳っているのである。
 そしてそのためには、全ての大人が関わっていくことが明記されている。

学習指導要領の記載内容は次の3つである。
1.目標 2.内容 3.取り扱い

目標については、リード文+3つ。
3つについては、
 1.知識・技能 
 2.思考・判断・表現 
 3.学びに向かう力・人間性等 で統一された

リード文
基本的に3要素で記載
 1.見方・考え方
 2.その教科にある固有、中心的な学習活動
 3.資質・能力
音楽は、「表現及び鑑賞の活動」を通して
生活科は、「具体的な活動や体験」を通して、
という学習活動が1番目に記載されている。比較することで各教科の特質が見えてくる。

内容については、
 各教科によって、構成が違っているため、見比べることで教科の特質が見えてくる。

取り扱い
1.授業のプランニングについて
   全ての教科について、単元の内容や時間のまとまりで資質・能力を育 
  てることを意識する。

総則の大きな構成についてみてみよう
第1 なにができるようになるか
第2 何を学ぶか
第3 どのように学ぶか、何が見についたか
第4 子どもの発達をどのように支援するか
第5 実施するために何が必要か

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