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カリキュラム・マネジメント

高木先生 OECDが求める資質・能力 = 学習指導要領が求める資質・能力 「生きる力」 平成8年(1996年)答申  ・確かな学力が定義=「自ら学び」「自ら考え、主体的に判断」「よりよく問題を解決する」資質・能力

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    • カリキュラム・マネジメントとは

      すでに、平成8年(1996年)の中教審答申「生きる力」の中で提唱されていた考え方であった。 「生きる力」の内容とキー・コンピテンシー  変化の激しいこれからの社会を生きるために、確かな学力、豊かな人間性、健康・体力の知・徳・体のバランスをよく育てることが大切であるとのべており、次の3点があげられていた。 ①基礎・基本を確実に身に付け、いかに社会が変化しようと、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題解決する資質や能力=確かな学力 ②自らを律

      • 学習指導要領

        学習指導要領の改訂  人工知能が飛躍的に進化する中、 我が国の学校教育が育む「人間の強み」が明らかに! 歴史=因果関係でとらえる、相互作用でとらえる、比較でとらえる という見方・考え方 AIに思考の目的を与えるのは人間。目的のよさ、正しさ、美しさを判断したり、再構築したりするのは人間の強み 求められる学び=自分の知識だけでなく、他人の知識も活用しながら新しいアイデアや納得解を生み出す力の育成 大切なのは、それぞれの教科特有の見方・考え方 言語能力の確実な育成 理数教

        • 総合的な学習の時間における資質・能力の育成~知・技の指導~

          子供は自分を取り巻く人、もの、ことについて、様々な興味・関心を抱いている。教師はその中から教育的に見て価値のあるものを捉え、それを『適切』に生かして学習活動を組織する。 「知識及び技能」に関する資質・能力の育成  探究的な学習の過程において、課題の解決に必要な知識及び技能を身に付け、課題に関わる概念を形成し、探究的な学習のよさを理解するようにする  そのため、各学校で、探究課題の解決を通して育成を目指す資質・能力について明らかにしていく。そして、探究的な学習の過程におい

          外国語活動・外国語科における資質・能力の育成~知・技の指導と評価~

          外国語活動:外国語を通して、言語や文化について体験的に理解を深め、日本語と外国語との音声の違い等に気付くとともに、外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しむようにする。 小外国語科:外国語の音声や文字、語彙、表現、文構造、言語の働きなどについて、日本語と外国語との違いに気付き、これらの知識を理解するとともに、読むこと、書くことに慣れ親しみ、聞くこと、読むこと、書くことによる実際のコミュニケーションにおいて活用できる基礎的な技能を身に付けるようにする。 中外国語科:外国語の音声

          外国語活動・外国語科における資質・能力の育成~知・技の指導と評価~

          理科の改訂のポイント

          改訂のポイントは2つ ① 理科で育成を目指す資質・能力を育成する観点から自然に親しみ、見通しをもって観察、実験などを行い、その結果を基に考察し、結論を導き出すなどの問題解決の活動の充実 ② 理科を学ぶことの意義や有用性の実感及び理科への関心を高める観点から、日常生活や社会との関連を重視 目標  自然に親しみ、理科の見方・考え方を働かせ、見通しをもって観察、実験を行うことを通して、自然の事物・現象について問題を科学的に解決するために必要な資質・能力を次のとおり育成するこ

          理科の改訂のポイント

          社会科の改訂ポイント

          目標  社会的な見方・考え方を働かせ、課題を追究したり解決したりする活動を通して、グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家及び社会の形成者に必要な公民としての資質・能力の基礎を次のように養う。 社会的な見方・考え方とは?  小学校:社会的事象の見方・考え方  中学校:(地理的分野)社会的事象の地理的な見方・考え方      (歴史的分野)社会的事象の歴史的な見方・考え方      (公民的分野)現代社会の見方・考え方  ➡社会的事象を「位置や空間的な広がり

          社会科の改訂ポイント

          算数科の改訂のポイント

          教科の目標  数学的な見方・考え方を働かせ、数学的活動を通して、数学的に考える資質・能力を次の通り育成する。 ➡算数・数学の問題発見・解決の過程が大事 算数・数学の問題発見・解決の過程って? ①日常生活や社会の事象を数理的に捉え、数学的に処理し、問題を解決すること ②数学の事象について統合的・発展的に考え、問題を解決すること ➡ 概念を形成、体系化していく過程が大事 数学的活動とは?  事象を数理的に捉え、算数の問題を見いだし、問題を自立的、協働的に解決する過程を推敲する

          算数科の改訂のポイント

          国語科の改訂ポイント

          教科の目標  言葉による見方・考え方を働かせ、言語活動を通して、国語で正確に理解し適切に表現する資質・能力を次の通り育成する。 ➡国語で理解し、表現する言語能力を育成する教科 言葉による見方・考え方を働かせるとは?  「対象と言葉」「言葉と言葉の関係」を捉える。   「対象と言葉」「言葉と言葉の関係」を問い直す    ➡➡➡(結果として) 言葉への自覚を高める どうやって?  「言葉の意味、働き、使い方等に着目して」 つまり!!  「言葉で表される話や文章を言葉の様々な側面

          国語科の改訂ポイント

          学習指導要領を読み解こう

          学習指導要領は、今回から前文がつき、国として目指す5つの大きな目標が示されたのである。ここで、再度確認したいと思う。 1 幅広い知識と教養を身に付け,真理を求める態度を養い,豊かな情操と道徳心を培うとともに,健やかな身体を養うこと。 2 個人の価値を尊重して,その能力を伸ばし,創造性を培い,自主及び自律の 精神を養うとともに,職業及び生活との関連を重視し,勤労を重んずる態度を養うこと。 3 正義と責任,男女の平等,自他の敬愛と協力を重んずるとともに,公共の精神に基づき,

          学習指導要領を読み解こう

          主体的・対話的で深い学びって?

          「主体的・対話的で深い学び」が求められている昨今の教育。なんだか分かるようで、分からない学び方。一体、どんな学びをイメージしているのかについて考えていく。まず、注目すべきは「•」。これは、並列を表すときに用いられる。つまり、「主体的」と「対話的」は並列なものと捉えることができる。では、「深い学び」はというと、2つを受けることで初めて実現できると考えられるのではないか。 それでは、それぞれの学びとはいったいどういうことをイメージしているのだろうか。 「主体的な学び」 ・自分

          主体的・対話的で深い学びって?

          変化の激しい時代に求められる教育とは?

          2030年の未来を生きる子どもたちが、今、学び、身につけておかなければならない力とは何か。未来の視点から逆算して、今の教育の在り方を考える。どれだけ意識しているだろうか。どれだけ想像できているだろうか。だからこそ、今回は、ここを中心に考えていく。 何ができるようになるか。  知っているだけの知識、とりあえず使えるだけの技能。これだけでは、今の世の中ですら、スマホや機械の方が断然勝っている。つまり、身に付けた知識・技能をどのように活用し、課題解決に向けて自分でその方法をマネジ

          変化の激しい時代に求められる教育とは?

          学習評価とは

          学校における教育活動に関し、児童生徒の学習状況を評価するもの  何のために行うの? それは、2つのため!  ・児童生徒の学習改善   ・教師の指導力改善 ➡ 教師があらかじめ計画していた学習到達目標に届いていないときは、   指導の改善を考える。 学習評価の基本構造って? ・育成を目指す資質能力の要素を3つの柱で整理 ・各教科の目標と内容も3つの柱で整理 学習評価って ・「知識・技能」:個別の知識技能の習得状況、既有の知識技能と関連付            けて、生活場面

          学習評価とは