海のはじまり 第11話を見て
いよいよ海ちゃんとの二人暮らしが始まった今回。
印象に残ったのは、学校から帰ってきて誰もいない部屋に向かって小さく「ただいま・・・」と呟く海ちゃんの小さな背中でした。
確か海ちゃんは1年生だったかな?
学校が2時か3時に終わって、夏くんがどんなに早く帰ってきても6時とかだろう。
これまで、おばあちゃんおじいちゃんや津野くんといつも賑やかに過ごしてきた海ちゃんが何時間も一人で過ごす姿は想像するだけで可哀想になる。
でも、思えばそんな家庭はたくさんあるのかもしれない。わたしの友達の中にも鍵っ子はたくさんいたし、最近は共働きが増えたので余計にそうだろう。
一方で学童やリモートワークで家にいる親も増えたのかもしれないが。
ネットでは、夏くんが可哀想というコメントが多数見られたが、あれは本当に夏くんだけの話なのだろうか。確かに今まで存在すら知らなかった娘を引き取るなんてないが、一人親で子育てをする上では、誰にでも現実に起こり得ることなのではないだろうか。
その意味では、夏くん可哀想ではなく、一人親可哀想、なのだ。そんな中でみんな親や、行政サービスや、地域の協力を得てなんとかやっているのかもしれない。
私の友達にこども食堂をやっている人がいるが、いつも地域の子どもたちがたくさんいる。全員がそうではないかもしれないが、家に帰っても親がいない子達もたくさんいるのだろう。
話はそれましたが、今回の話が描いているのは、子どもを一人で育てるのはほとんど無理ゲーに近いのだと言うことではないかと思いました。
次回は最終話、周りと上手く協力して子育てする夏くんが見られるのかも知れないなと期待してます。
予告でちらりと出ていた弥生さんが戻って来る、なんてことはないよなぁ。。
ところで余談ですが、夏くんの住む経堂と水季の実家のある小田原。なんと片道1時間半も掛かります!
一人で移動する海ちゃんもすごいですが、仕事終わってから実家まで迎えに行く夏くん、ほんと大変だったろうなと、勝手に想像していました。