「イシューから始めよ」から見た夢の形成
安宅和人さんが書かれた本「イシューから始めよ」の中にある、イシューが見つからないときのアプローチが、夢の形成に適用できそうだったので、紹介します。
本を読んでいなくて、概要を知りたい方は以下のリンクからどうぞ!
https://note.com/1996_0928/n/n8abfb82f5ed7
そもそも、イシュー(issue)とは?
イシュー(issue)の定義
1. 2つ以上の集団の間で決着のついていない問題
2. 根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題
以上の2つの条件を満たすものがイシューとなります。既存の課題に対する仮説を更新し、精度を高めることによって本質的な課題を発見し、その上で解決策を考える重要性を言及されています。
では、夢の定義を見ていきます。
夢の定義
1. 将来実現させたいと思っている事柄。「政治家になるのが夢だ」「少年のころの夢がかなう」
2. 現実からはなれた空想や楽しい考え。「成功すれば億万長者も夢ではない」「夢多い少女」
イシューの1つ目の定義、2つ以上の集団の間で決着のついていない問題については、夢の2つ目の定義の現実からはなれた空想や楽しい考えを皆が潜在的に複数持っており、そのどれを人生で集中して行うか決着がついていない状況だと考えています。
イシューの2つ目の定義、根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題については、人生の目的の一つとして夢を叶えることである場合、どの夢を叶えるのかはっきりすることは簡単ではありません。これら2つの理由から、夢の形成・選択は人生における重要なイシューであると考えています。
イシューが見つからないときのアプローチとして、以下の5つが挙げられています。
1. 変数を削る
* いくつかの要素を固定して、考えるべき変数を削り、見極めのポイントを整理する
2. 視覚化する
* 問題の構造を視覚化・図示化し、答えを出すべきポイントを整理する
3. 最終形からたどる
* すべての課題が解決したときを想定し、現在見えている姿からギャップを整理する
4. 「So what?」を繰り返す
* 「So what? だから何?」という問いかけを繰り返し、仮設を深める
5. 極端な事例を考える
* 極端な事例をいくつか考えることでカギとなるイシューを探る
これらを夢の形成・選択に適応すると以下になります。
1. 変数を削る(興味を深く探る)
* 自身にとって興味のあること・ものを構成する要素を分解し、ある要素を固定して、考えるべき変数を削り、見極めのポイントを整理する
2. 視覚化する(興味の可視化)
* 各要素の関係性を視覚化・図示化し、答えを出すべきポイントを整理する
3. 最終形からたどる(夢スケッチの作成)
* 自身のスキル・お金・時間がある場合を仮定し、夢を叶えた自分を想像し、現在見えている姿からギャップを整理する
4. 「So what?」を繰り返す
* 「So what? だから何?」という問いかけを繰り返し、夢の内容を深める
5. 極端な事例を考える
* 極端な事例(要素が極端にない・ある世界をイメージ)をいくつか考えることで自身が重要視している要素と夢を探る
次回は私の夢を用いて、今回紹介した方法で具体的に行う過程を共有します!
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