仲間を作りたくなる・得意を伸ばしたくなる本~ぼくらの七日間戦争
中学校入学を控えている君へ
義務教育6年間終了して、中学生になることにちょっとした不安を抱く君へ。
新しい環境にドキドキするのは大人も子供も一緒です。
友達ができるかな?とか色々な不安を抱いていることだと思います。
そんな時に読んで欲しい本が『ぼくらの七日間戦争』です。
ぼくらシリーズとして続編がたくさん出ている作品。
この本を読むことによって、新しい仲間が出来ることにきっとワクワクできるようになるはず!
そして自分なりにヒーローになれる方法が分かるはず!
1985年に発行された本だから、すこーし時代が違うけれど、根底に流れるワクワクの気持ちは今でも一緒だと思う。
ざっくりあらすじ
1学期が終了したある日、ある中学校の1年2組の男子生徒がほとんど姿を消す。
それは、校則で抑圧する教師や自分の意見を押し付ける親たちに廃工場に立てこもることによって反旗を翻すのためだった。
みんなが自分の『得意』を発揮してなんやかんや悪い大人達をこらしめる。
そんな話。もうこれだけでもワクワクするよね!
誰でもヒーローになれる
登場人物はみんながいわゆるリア充で、なんでもできる子たちではありません。
ケンカが得意だけど不良もいれば、臆病だけど電車に詳しいとか、
おデブちゃんだけど優しくて料理が上手。運動は全然だめだけどパズルが得意。みんなデコボコ。
いわゆる勇者みたいな人物はいません。
みんな苦手なこと得意なことがあるなかで、自分の得意を発揮して他人の苦手をカバーすることによって、大人達と戦っていく。
みんなが自分の得意でヒーローになる。
そんなところを読んで欲しいと思う。
ワクワクする仲間ってのも大事だけど、なにより得意で輝くことができることを感じて欲しい。
全部のことができなくたって、君の好きなものを追求すれば、それが君の最高の武器になるよ!
仲間を作らなくちゃいけないわけじゃない
この本を読むと仲間っていいなって思う。それはすっごい大事。
だけど無理して仲間になろう!とか、友達つくるぞ!!って意気込まなくてもいいよ。無理は禁物!
だって君は生きてるだけで素晴らしいから。それだけで価値ある存在であることを忘れないように!
無理しなくてもいつか仲間が現れるから!
大人になった君へ
もしかしたら社会の圧力で抑圧されているかもしれない。
お父ちゃんは、無理せず戦略的撤退も大事だと思っているけど。
もし、もしね。
戦いたいって思ったら、少年時代の恐れのなさを思い出したいって思ったら
この本を読むことをおすすめするよ。
あと、ぼくらシリーズは主人公たちも年齢を重ねて大人になっていく話だから、興味があれば読んでみるといいよ。