心にモヤモヤする痛みを感じたときに読む本~君たちはどう生きるか~
我が子供たちへ
心にモヤモヤした痛みを感じることがあるかな?
例えば、電車の中で重そうな荷物をもった高齢の方がいたとする。
「席を譲ろうかなー?」なんて考えたけど、どうやって声をかけていいか分からないまま、下車する駅まで来てしまった。とか。
友達がクラスでツラい目にあったのに声をかけてあげられなかった。とか。
君の心に鈍い痛みが走り、モヤモヤした時に読んで欲しい本が
『君たちはどう生きるか』という本です。
きっとその痛みの理由を知ることができると思うよ。
痛みは異常を教えてくれる
例えば、体の痛みやツラさは自分の痛む場所の異常を教えてくれる。
心の痛みも、君の心が正しいと思うことに反した行動をすることによって、心の異常を教えてくれているんだよ。
そうした痛みを感じた経験は、自分がどうすることが正しいと思っているかを教えてもくれる。
そんなことをこの本に書かれた雪の日の出来事から学ぶ事ができる。
僕の意見
この本に書いてある通り自分の心の正義に沿って行動し闘って生きることはなかなかに辛く厳しいことだと思う。
いじめられた友達をかばって自分がいじめの標的にされる話もある。
お父さんは情けないけど、君たちが闘って傷つくことは望まない。
戦わずに外に目を向けることをおすすめする。そして学校や職場ではない外の世界があること。そちらにツラい世界から移動できることを覚えていて欲しい。逃げたっていい。その友達を外の世界に逃がしてあげればいいんじゃないかな?
確かにおかしいと思う。いじめられた人が逃げなきゃいけないなんておかしな世界だよ。本来ならばいじめる側の心になにかしらの問題があるんだと思う。海外ではいじめた側が施設でカウンセリングなんかを受けさせるようになっているんだ。日本もそうなるといいとは思っている。
人間は分子だ!
だいぶ話がそれてしまった。
さて↑でも書いたけど外の世界とか、人間のつながりについて。
主人公の少年が『人間は分子だ!』と気づく場面があります。
そこから学んで欲しいのは世界の見方。
事実は1つだが、人にとっての真実はひとつではないこと。
多面的であること。
事実を見通す目の重要さをぜひ学んで欲しい。
ここに挙げたのはほんの少しだけ。どう思い。どう考えるかは君たち次第だ!!