ヘイリー・ヘイリー病の治療開始
日赤での組織検査の結果、ヘイリー・ヘイリー病に罹患していることがわかった。
と言うことで、ようやく治療も開始します。と言っても、この病気は、遺伝子異常が原因のため、寛解(完治)の可能性は低い。
ただし、寛解に近い状態は維持できると言う報告があるので、そこに期待している。
さて、処方された薬であるが、実は、昨年に「帯状疱疹」と診断されてしまった時(確かに鼠蹊部の右側にしか発病していなかったのでやむなし)に処方された薬がある。
抗生剤「オーグメンチン」と「アモキシリン」だ。
結果的には、この薬が、とてもよく効いた。介護施設での仕事どころか、歩行も困難になり、睡眠もできない。日常生活も難しくなり、入院が必要じゃないか?と 当時、通院していた医院の先生からも言われていたほどの状況が、この薬のおかげで、 1週間ほどで回復が見られたのだ。
基本的に薬というのは、相性がある。
今回、このヘイリー・ヘイリー病に関しても、抗生物質が有効なのだが、どの抗生剤を使うかは、いくつかを試すしかない。
実は、組織検査の際に、ミノマイシンという抗生物質を処方されたのですが、私には、効かなかった。
その旨と、前述した「オーグメンチン」と「アモキシリン」の効果を伝えたところ、日赤からも両薬が処方された。
服用はじめて、三日経過したが、鼠蹊部については、確実に効果が出てる。
左の腋窩については、鼠蹊部ほどの効果は見られないが、徐々には回復している。さらに言うと、実は、右の腋窩にも症状が出つつあったのだが、こちらは沈静化した。
薬の相性は、とても大事。
ヘイリー・ヘイリー病の特徴として、気温の低い冬場は、沈静化する傾向があるため、11月後半という現況は、薬の効果を純粋に認めるのは難しいかもしれない。
しかし、複合的に考えても、私の治療方針はこれでいい気がするし、一定の方向があるだけで、精神的にも良い。
加えて、患部に衣服が接するとかなり痛いために外用薬として軟膏も処方されています。「アンテベートと亜鉛」を混ぜたもので、塗った直後はヒリヒリするが、こちらもクッションとしての効果も大きいので、仕事の直前とか、擦れて来たな? と感じたときに塗ってます。
長い戦いになるのは、覚悟していますが、同じ難病に悩んだり、困ってる方の参考になればと、この闘病レポートを続けていきたいと思います。