60歳を超えてからのblender学習。ストーリーの重要性を考えるけど、結局。。。
blenderでモデルを制作するにあたり、その造形デザインを考える上で、大切なのは、知識や技術ではない。ましてや、エフェクトでもない。
ストーリーだ。
逆に言えば、ストーリーができていれば、造形デザインは自ずと決まってくる。
ある意味で、デザインに迷うことはない。
現在、私は「観音経」の世界観を表現したいと思って制作活動をしています。
言ってしまえば、そのために3Dや、VRという表現方法を選んだのです。
これからの時代は、3Dだ! VRだ! と言うのとは、ちょっと違うのです。
なので「観音経」なんてテーマにしても、誰も興味持たないよ? と言われても、私には、何も響かない。
「やりたいことをやるだけ」なのだ。笑
さてさて、ストーリーの話に戻るが、それはセリフや、カメラの動きのことじゃない。
もしかしたら、そんなところには、出てこないかもしれない。キャラ設定と言えば、近いかもしれないけど、それも全てではない。
簡単に言えば、物語が始まるきっかけと、結末を決めること。
言ってしまえば、いくら素敵なデザインをしたキャラも、動く理由が必要なのだ。
例えば、この企画のストーリーですが、以下のようになってます。
第三者に文章で見せるため、少し情報を加えましたけどね。
天上の世界 逆光の中から問いかける釈迦如来
「やはり行くのですか? 正法妙如来よ」
はい
「・・・厳しい道ですよ」
小さくうなづく
「人々を救うため、如来の座を捨て、野に降りるか・・・
では、これを持っていきなさい」
首飾りを渡される
ありがとうございます
雲間から地上に光の柱が降りる
ハスの花から生まれる妖精。
記憶は、消えてる
しかし、その手には首飾りが・・・
何をしにきたかを思い出す旅が始まる
ポイントは「なぜ記憶がなくなったのか」です。
この妖精は、のちに観世音菩薩となるのですが、人々を救いたいと天上から降りきてきたが、果たして「救う」とは何なのだろうか?
このストーリーの大きなテーマは「学びと気付き」なのです。
まあ、そもそものきっかけが、私が観音経によって、救われたから、それを話にしようと思っただけですが、それこそ全ての「動機」です。
blenderの学習を続けられてるのも、結局はこの「動機」があるからです。