掃除をしないことで「大切にされた何か」がある!と気づこう
今年の夏は、仕事面でも、SNS等には書いていないプライベートな役割の中でも、私にとって「初めてのチャレンジ」が多く、頭の中はいつになく忙しくしております。
今朝もバルコニーで瞑想して、読書。
こういう時間だけは大切にしたいところ。
そんなわけで?家の中の掃除が行き届いておりません(笑)
昨日、久しぶりに小学生の娘のお友だちが遊びに来ておりましたが、いつも以上に整っていないリビングに来客があるのは心が落ち着きませんね。
そんな気持ちで、手に取った本。
『愛のエネルギー家事』
加茂谷真紀
すみれ書房
私のようなザワザワした主婦の心を、本のタイトルにあるとおり「愛」で満たしてくれる一冊。
掃除、洗濯、お料理、お片付け、育児。
「どれをとっても私100点です」と言える人はほとんどいないと思います。
効率的なノウハウを教えてくれる本や、SNSの情報などが今は人気なんでしょうけれど、この本はそういうのとぜんっぜん違います。
あれをしたら良い、これをしたら良い。
たしかにそういうことも書かれていますが、いずれも「行動」というよりは「心がけ」のこと。
だから、To Doは何一つ出てこないんですよね。
むしろ、行動面ではしなくて良い、できなくて良いことがたくさん書かれています。
家事をしないことの大切さ
掃除の章のしめくくりに書かれていたことに、ハッ!とさせられました。
「掃除ができなかった」
「今日、それをやる時間、ちゃんととれなかった」
「手抜き料理になっちゃった」
私なんて、そんな毎日ばかりですけれど、そうなったのには、他に「大切にした何か」があるからに他ならないということ。
著者の加茂谷真紀さんはおっしゃいます。
「どんな状況でも、あなたは100%できている。」
本当にそうかも!
できなかったことにすぐ目が行くけれど、それができなかった分だけ、他のことを優先して、大切にできていたのかもしれません。
夕方、「早くご飯支度したいんだけど…」と思いながら、見て欲しいというので、スケボーしている娘の姿を見守っている時も、こう思うことにします(笑)
↓↓↓
スケボー滑る娘を見守ることの大切さ = 晩ご飯は手抜きメニューでOK!
きっかけの水を大切にする
バケツにくんだ水、やかんに注ぐ水、最初にお米にふれる水。
こういう水は「きっかけの水」。
この水を心地よいエネルギーに変える。
「ありがとう」
「よろしくね」
「愛してる」
「おいしくなりますように」
自分にしっくりくる言葉を口に出し、手のひらから何か出ているような気持ちになるだけ。
笑顔で水に触れるだけでも良いと言っています。
私は着付け講師をしているので…というより、着物が大好きなので、着物や浴衣で過ごす日が多いです。
私くらいの頻度で浴衣を着ると、例年、夏は浴衣のお洗濯で忙しくて、少し心の負担にもなっているのですが…笑
なぜだか今年は、浴衣のお洗濯が楽しいのですよね。
この本を読んで、いま気付きました。
考えてみたら「ありがとう」「汗をかいて楽しい一日過ごしたね」そんな気持ちで浴衣と向き合って、水に浸し始めていたように思います。
浴衣を最初に浸すお水も「きっかけの水」ですね!
次回からは、声に出してやってみようと思います。
お米、掃除用のバケツの水…。
大切に思えるようになるかしら?
すぐに忘れちゃいそうだけど、コチラもちょっとやってみます。
しぶしぶやったり、満足にできなかったり、毎日やっているのに誰も褒めてくれなかったり…(苦笑)
ちゃんと向き合おうとすると心が重くなりがちの家事ですが、本書では「自分の機嫌のよさ」や「気持ちの明るさ」が何より大切ですよ♡と言っていました。
冒頭「どれをとっても私100点です」と言える人はほとんどいないはずと言いましたが、これからは「私、どんな状況でも100%なんです♡ウパ」と言える人になりたいですね。
(「ウパ」については、『もしもカメと話せたら』の記事をご覧ください)
手抜きでも、散らかっていてもOK!!
笑顔で「愛してる」っていうエネルギーが、家族、物、家に伝わっていればたぶんそれで良いんだと思います。
ウパ!