徒然日記―迷惑な好奇心
10/28(金):日々の記録③
夫と先日話していて不意に気付いたことがあります。
それは私の他者に対する好奇心について。
いろいろな経験を夫婦で紡いで来たのだな…と感慨深くもあり、課題にもなった、そんな話―
私には振り返ってみて、私自身の転換期だったと感じる時期があります。
そしてそれは同時に私たち夫婦の転換期でもあったのではないかな?と思っている時期。
夫婦で別々に生活し、考える時期を過ごしたということ。
別々に生活…といっても、いわゆる別居的なことではなく、夫の仕事が一年近く「転勤族」の様な形になったことによる単身赴任の期間のことです。
この期間、私たちは限られた電話などの会話ができる時間でいろいろなテーマに話し合う様になりした。
そのテーマは、考察系やビジネス系の動画だったり(ロザンさん、サラタメさんetc…ありがとう)、読んだ本の一文だったり、会社のこと、学んだこと…そんなことを話し合い、互いの解釈を伝え合い吸収し合う時間。
夫が帰って来た週末には夜のベランダで涼みながらおしゃべりをする時間。そんな時間の中で出会ったのがアドラーの「嫌われる勇気」でした。
アドラー心理学との出会いのお陰で何となくモヤモヤと引きずっていた誰かの言葉や、自分の中で消化できなかった思い達を整理整頓できるようになりました。
人との付き合い方、なにより自分自身との付き合い方が、一人で夫と向き合う為の時間を作れたこと、自分の考えを見つめ直せたことによって大きく変化しました。
それ以前は、誰かの反応を正面で受け止め、勝手な想像を巡らせて「この人はこういう人」とレッテルを貼っては相手を諦めていた私。
どこかで敵、味方のような感覚をもっていたのかも知れません。
ところが、最近は、あまり相手の反応が気にならなくなり、
「この人の言い方の理由は何やろ?」
「この考えの根元はどういう意識?」なんて、興味津々。
無意識に質問攻めをしてしまうという、なかなか迷惑な40歳になってしまいました。
「分かったフリの諦め」対象だった相手が
「めっちゃおもろい考えの違う人」に変わったことが、面白くてしょうがないんです。
夫と、その時のことを振り返り、自分のかかわりが変化していることにハッと気付き、相手にちょっと申し訳なく思いました。
今までの関係もあります。
きっと相手は「急に歯向かうようになった」「文句を言われた」と受け取っているような気がします。
変わった自分を面白がりながら、興味もある程度…と気を付けないといけないと感じた、反省のできごとでした。
でもアドラーに会えて、すごく人生が楽に幸せ度数が上がってきた感じ。
出会わせてくれた夫…ありがとう。
あなたとの毎日は、まだまだ上手に「課題の分離」できないこともありますが、気長によろしくお付き合い下さいね✨