子育て知恵袋―節分、知っていますか?
2023/1/31(火)子育て知恵袋⑮
覗いて下さってありがとうございます。
今週金曜日には節分。
皆さんのおうちでは何か特別なことはされますか?
恵方巻やロールケーキがここ最近の主流になっている感じですね。
個人としては、比較的山の上に住んでいるので、山の上のスーパーの恵方巻の多さに「これ…今日の夜には廃棄か…」と思うと、毎年やるせなくなりますが…
さてさてそんな主婦の心配はさて置き、今日は節分について知っていきましょう!
節分って何?
文字通り、季節の分かれ目のことです。
豆まきは「立春」の前日に行われ無病息災などを祈念されます。
本来季節の変わり目は、「流行り病」などが流行しやすい時期でもあるので、この流行り病や厄災もはらおう!というのが、この節分です。当時は目に見えないものを「鬼」として恐れていたため、「鬼(病気や厄災)を家から追い出そう」という考えが元になっています。
何する日なの?
本来、節分は何をする日なのでしょう?
恵方巻はここ最近のブームなので置いておきますが、昔ながらの習わしとしては「豆まき」「柊とイワシを飾る」が一般的かと思います。
節分のアイテムは?
「大豆」:大豆には多くの栄養素が含まれていることから病気に抗える身体を、固いことから鬼にぶつけたら痛くて逃げだす…ということで大豆が使われています。また大豆は炒ってから使うことが良しとされているのですが、「炒った熱々の豆は、鬼が嫌がる」「大豆は発育が良いので、炒っていないと拾い忘れた豆が発芽してしまう…その為厄災も大きく育ってしまう」という意味があるとされています。(単純に家の中で大豆が発芽してしまうのは困りものですよね?!)
「イワシ」:イワシの骨を飾るのですが、「イワシを焼く時の煙とイワシのきつい匂いは鬼(邪気)が嫌がる」「イワシの頭の形は尖り、細かいことから鬼が嫌う」という意味があります。またイワシは栄養価が高いことから、「食べて体内の邪気を払う」という意味も持っています。
「柊(ヒイラギ)の葉」:トゲトゲの葉っぱが特徴のヒイラギは、鬼が嫌がって入って来ない…という考えから、こちらも家を鬼(邪気)から守る魔よけの意味を持ちます。またヒイラギはトゲトゲの葉で可愛らしい花や実を守る様子から「家を守る」シンボルのように考えられている側面もあります。
・・・これらイワシの骨とヒイラギの葉を玄関(家の入口)に飾ることで、鬼(邪気や流行り病)が家に入って来ず、一年の無病息災が叶うとされています。
いかがでしたか?ここ最近は雑貨屋さんで可愛い節分アイテムが発売されていたり、何だか「映え」な行事になってきた印象ですが…節分は本来、家族の健康を祈念する、ちょっぴり神聖で自然への畏怖が感じられる行事なんです。
ちょっと知っておくと、節分の一日の意味や感じ方も違うかも知れませんね。