徒然日記―おいしい執事の家庭訪問
11/18(金):日々の記録⑥
昨日の夜のこと。
仕事から帰ってきた夫の手には、何やら「おいしいやつ❤️」の姿が…
大阪だと出会うはずのない、私の「愛しい執事さん✨」
東京土産の定番「バターバトラー」だ✨
夫が東京赴任中は必ずと言っていいほど買ってきてくれていた、私の大好きなお菓子。
何やら淀屋橋の方で限定出店していたらしく、買ってきてくれたのだ。
一昨日の妊活クリニック受診でちょっとモヤモヤ…不安と体調不良を感じていた私。
採卵手術からほんのり頭の中を不安と恐怖が幕を張っている感じだった。
そんな中のサプライズ的な手土産。
しかも会えると思ってなかった溺愛スイーツ!
夫の帰宅によりご機嫌になった私のテンションは、黄色い幸せの箱のお陰で、より一層の幸せが充電された。
不意の嬉しさに文字通りの小躍りをして、無駄にクルクル回って幸せを表現する40歳主婦。
夫の目にどう映っているのか…もうちょっと落ち着きたい気持ちはある。
さて!
思わぬスイーツの登場で、私の意識は夕飯から食後のデザートにフィーチャーされる。
豚肉を炒めながらも、頭の中は「何のコーヒー焙煎しよっかな❤️」なんて嬉しい悩みだった。
夕飯をパパッと終わり、グアテマラのフルーツフィールドを大切に焙煎する。
心なしかいつもより大切に炮烙を振りながら、嬉しい気持ちを反芻して…
忙しくて毎日ヒーヒー言っている夫が、出先で私を思い出してくれたのが嬉しい!
夫が私の「好き」を知ってくれてるのが嬉しい!
喜ぶやろうな✨って嬉しそうに鞄から出してくれたところが嬉しい!
特に何もない日常だけど、今日は私たち夫婦にとって特別大切なカップでコーヒーを淹れる。
アメリカンヴィンテージのカップ。
1960年に作られた、特別な日にだけ使うカップだ☕️
特別なカップに、大切に淹れたコーヒーと嬉しい気持ちを注ぎ込む。
今日、何故このカップでコーヒーを淹れたのか…
そんなこと、夫は多分何も考えていないけど、私には特別に夫の気持ちが嬉しかったから…ありがとうの気持ちで、ちょっと特別なコーヒーだ。
わりと感覚的な夫深い意図があっての行動ではなく、嫁が好きなものを見つけたから買ってきてくれたのだろう。
きっと「嫁がしんどいから」とか「不安がってたから」なんて重い気持ちでのものではないだろう。
だけど、それこそが嬉しい♥️
夫の感覚が、私の不安に寄り添ってくれたようで嬉しい。
夫婦で積み重ねた時間が、夫のなかに知らず知らず私のデータを増やしてくれたんだな…なんてジンワリ幸せな気持ちになれた。
私の「大好き❤️」や「大切✨」を近くにいる人が知ってくれているのは、その人のなかに自分が確かにあるような、そんな気がして何だかとっても有り難いことだ。
悲しいかな良い結果がなかなか出ずに折り返してしまった妊活。
この人とゆっくり穏やかに、アホみたいな顔して楽しんで残りのチャンスを頑張っていこうと思う。
なんでもない日に、夫婦としての時間と決意を思った…そんな嬉しい日の日記。