子育て知恵袋―相方を見つけよう!ぬいぐるみの力
2023/1/10(火):子育て知恵袋⑫
今日も見に来て下さってありがとうございます!
元保育士の私の知恵や知識が、少しでもがんばるお父さん・お母さんのお役に立てることを期待して、今日も書いていきます。
今日のテーマは「ぬいぐるみ」について。
私が子育てをする時がきたら絶対に導入したいのが、このぬいぐるみ!
ぬいぐるみは上手に使っていくと、子どもの背中をしてくれたりする最強アイテムになってくれるのでおススメですよ。
「安心できる相棒に」
これはぬいぐるみを思い浮かべたときにまず想像することでしょう。実際に子どもたちはお気に入りのぬいぐるみがあること、抱きしめることで大きな安心を見出すことも多いです。子どもたちへの両親から注がれる愛情はもちろんでしょうが、子ども自身も愛情を注ぎたいもの。ぬいぐるみを愛することで、他者への愛情を育て、他者が自分を愛してくれることの喜びにも気付いてくれます。
例えばお出かけの際、チャイルドシートを嫌がる子は多いもの…そんな時には事前にぬいぐるみを座らせておいて「一緒に」と誘導するとスムーズに行動できたりするのでオススメですよ。
「成長の比較相手に」
もちろん子どもの興味によりますが、赤ちゃんの時からお供として成長できる一体を長くもつことをおススメします。
同じぬいぐるみが近くにいることで子どもの安心感をもたらしてくれるだけでなく、ぬいぐるみの大きさと比較することで子どもの成長を実感することができます。日々の子育てのなかで毎日を共に過ごす両親には、少しずつ大きくなる我が子には意外と気付きにくいもの。子どもの成長を実感することはとても大切で励みになります。
「弟・妹として」
私たち大人の目から見れば「まだまだ赤ちゃん」でも、子どもは自分がされるように誰かの面倒を見てやったりしたいもの。
その「お世話をされる役」にぬいぐるみを認定しましょう。
「自分より幼い、世話をしたい相手がいる」ということは子どもたちにとって大きな励みになり、「弟(みたいに思っているぬいぐるみ)の目線があることで、少し頑張れたりするから不思議でありがたい!上手に「お兄ちゃん・お姉ちゃん」心を刺激してぬいぐるみの目線を活用させてもらいましょう。
また子どもたちは自分がされていることをぬいぐるみにするので、自分たち保護者が子どもへ無意識にかけている言葉やかかわり方など俯瞰して見ることができ、反省材料になったりすることもあります。
「第三の見守り役として」
これは弟・妹とも少し似ていますが、パパ・ママとはまた違う目線として子どもの成長を見守り、応援してもらいましょう。「くつ、自分で履ける?くまちゃんが見ててくれてるよ」なんて、ぬいぐるみを子どもの目線の先に置いてあげると魔法がかかったようにやる気スイッチを入れてくれます。
以上、ぬいぐるみを子育てで役立てるポイントでした。
これを導入するには、大人が照れずに「ぬいぐるみを家族」と見ること。
ぬいぐるみに力を借りる時には子どもにかける声と同じように、優しくかかわっていきましょうね。
そして決して子どものぬいぐるみへの対応を馬鹿にしたり笑ったりしないこと。子どもの思いを尊重してあげましょうね。
子どもの「嬉しい」を大切に、環境のなかで使えるものはドンドン味方につけて楽しい子育てになるようにしていきましょうね。