散歩とカメラ/Nikon Z6Ⅱ
連日の猛暑で朝にも関わらず、滴る汗は梅雨の降水量を上まる勢いだ。テレビやWebニュースでは全国○箇所以上で猛暑日を記録という内容は盛んに取り上げられている。自宅玄関を開けるとそこから先はサウナ状態。想像以上に自分を取り巻く日常が体力を搾り取っている。
写真を撮る上で夏は好きだが、生活を送る上では苦手。そんな夏の撮影はもっぱら早朝に偏りがち。太陽が地表を蒸し上げるまでに撮ってしまおうという企みだ。けれどそれを嘲笑うかのように7時ごろから温度計は勢いよく上昇を続ける。8時を告げる前に余裕を持って30℃を突破しもっと早起きしなければと心に誓ったこの頃。
先日友人と朝活に出かけた。今回は相棒のNikon Z6Ⅱと歩を共にした。涼しい場所を求めて山奥へ車を走らせた。木々と川のせせらぎが熱った体を少しばかり冷やしてくれる。何か撮りたいものを求めて向かったわけでないドライブの延長線上。
目の前に入ってくる気になったものを素直に記録していく。淡々とした作業だがこれが楽しい。やはり散歩とカメラはベストフレンドなのかもしれない。この組み合わせだけでどこまでも出かけられる気がするのだ。
早朝の光は優しい輝き。柔らかな日差しに包まれた世界はやはり美しい。そんな光景に癒されながらシャッターを切る。それを見返してまた癒される。写真は見返すために撮っている。だからこそ自分が見返したい写真、素直な写真をこれからも撮り続けたい。