Kodak GOLD200 / 120mm
楽しみにしていたフィルムKodak GOLD200のブローニーフィルムを使ってみた。PORTRA400などに比べると安価で気軽に使えるフィルムになる。感度200でどこまで撮れるのか?どんな写りなのか?とても気になっていた。先日撮影したフィルムが返ってきたので、その一部を眺めながら感想を語りたい。
現像は山本写真機店さん。
35mm版のGOLD200は暖色が強い印象を持っていたが、120mm版のGOLD200も近い色味に感じる。暖かな光を忠実に再現してくれる。そんな優しい雰囲気がある。感度200でありながらも中判らしく諧調はなだらか。暗部は潰れることなくディティールも保たれている。
青と緑が見たくて撮った写真。手前の葉はKodakらしい落ち着いた緑色で実際の色に近い。そして海から空にかけてのグラデーションも美しく、シアン寄りのブルーは好みだ。
次はフィルムが苦手な暗所撮影。室内から窓越しに見える月を撮影。感度200、解放で撮影しシャッター速度は1/30。やはり暗部はべったりしているが、見たままに近い表現だと言える。暗い環境はこのフィルムに限らず限界があるため、撮影環境など考えたいもの。
最後は夕方の逆光。レンズは105mmのマルチコートを使用している。フレアが写り込んでいるが、しっかりと被写体を捉えている。夕方の暖色をしっかり捉えており、暗部のディティールも残しつつ諧調が保たれている。
このフィルムを使ってみて、暗い環境以外であれば概ねPORTRA400に近い色味だと感じた。粒子感が強い印象を受ける。しっかりした作品撮りはPORTRA400、気軽に楽しむ場合はGOLD200などの使い分けも良いかもしれない。
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