ASD妻 猫の呼吸も見逃さない!?妻の徹底観察スタイル
猫を見ていたら、一日が終わっていた
妻がレビューをすべて読んで時間を消費してしまう話を書きましたが、
他にも時間がいくらあっても足りないエピソードがあります。
ある日の夜、僕が家に戻ると、妻が「はっ」と我に返り、「もうこんな時間?」と言いました。
仕事も何もできずにあっという間に時間が過ぎてしまったそうです。
何をしていたのかと聞くと、ずっと猫を見ていたとのこと。
普通なら、何もせずにぼんやり過ごしてしまったんだな、とこちらで勝手に解釈してしまいそうですが、妻のことなので、もう少し詳しく聞いてみました。
毛の一本一本まで??妻の観察スタイル
我が家には、頭のてっぺんと尻尾にしま模様がある、かわいい白猫が一匹います。
妻はこの猫のヘルメットのようなしま模様から尻尾まで全身をじっくりと入念に観察するそうです。
毛のグラデーションがどこで途切れて、どこから真っ白になるのか、一本ずつ細かく見ていくのです。
この一本ずつというのが比喩とかではなく、本当に一本一本全て見るのが、妻のすごいところです。
猫とはもうずっと一緒に住んでいるのだから、猫の毛も毎日毎日見ているわけです。それでも飽きないのと聞くと
「飽きるわけがない。そういうものではない。永遠に見ていたい」
そうです。
しかし猫は僕に懐いている
ちなみに、毛の観察で最も集中できるのは、猫がソファーで寝ているときに、顔を猫の鼻の前まで近づけて、猫の呼気を吸いながら見るときだそうです。大好きな猫の呼気を吸いながら、鼻の周りの特に短い毛を見ているときは最高に幸せなのだそうです。
僕も猫は好きですが、そこまで長時間じっと猫を見ていることはできません。
猫もしつこくされるのが嫌いなので、どちらかというと僕の方に懐いています。それでも、妻は近距離での猫観察をやめられないようです。