見出し画像

ASD妻 通行止めの中に入ってしまう


通行止めの中に入ってしまう

以前、妻には「暗黙の了解がわからない」という話を書きました。

 中でも特に困るのが、工事中などで通行止めのポールやコーンが設置されていても、妻がうっかり中に入ってしまうことです。

例えば、ショッピングモールなどで「通行止め」と書かれたコーンが立っている場所があったとします。
妻は「なんとなく行けそう」という感覚でスッと中に入ってしまい、結果として作業員から注意されることがよくあります。

なんとなく行けそう?

僕には「なんとなく行けそう」とは全く思えない状況でも、妻は最短距離に向かって、迷わず進んでしまうことがあります。

なぜそうなるのか妻に聞いてみたところ、どうやら通行止めのポールやコーンが立っていても、そもそも「通行止め」の文言は読んでいません。

そして、ポールやコーンの間に人が通れる隙間があれば、「行ける」と無意識に判断しているようです。
改めて考えてみると、これは非常に危険な行動だと思います。

入ってはダメな雰囲気に気づいてほしい

このせいで、工事現場などにもうっかり入ってしまい、後から、
「え?ここ、入っちゃダメだった?」
と戸惑う場面が時々発生してしまいます。

また、妻自身も、
「もしかして、自分は今、間違ったことをしているのでは?」
という不安をいつも感じていて、デメリットしかありません。

妻にとっては「なんとなく通れそう」で「最短距離を通る」というシンプルな判断が、実は危険を伴うこともあると常々感じています。

妻が危険な場所を避けられる工夫を考えているところですが、
今のところ、いいアイデアがなく、「気を付けて、立て看板があればしっかり読んで」と伝えることしかできていません。


いいなと思ったら応援しよう!