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ASD妻 話しの情報量が多すぎる問題

以前、妻の話すスピードがとにかく早い件については記事にしました。

つい先日も妻が仕事の話をしてくれたのですが、相変わらずの情報量の多さと早口で、聞いているこちらは軽く圧倒されてしまいました。

妻が伝えたかったことの結論としては、
「ちょっとしたトラブルがあって予定していた作業ができなかった」
という内容だったのですが、それを伝えるための妻の話しぶりはこんな感じでした。

「昨日ね、仕事でね、予定してたデザインの修正を朝一で終わらせて、その後にクライアントに提案資料を作るっていう計画だったの。でもね、朝一で修正作業を始めようと思ったら、前回保存したファイルが、どうもクラウドの同期がうまくいってなくて、バージョンが古い状態になっちゃってたの。それで、新しいバージョンがどこにあるのか探そうと思ってサーバーにアクセスしたら、サーバー自体がメンテナンス中だったのよ。だから、ちょっと待とうかなと思ったんだけど、待ってる間にクライアントから急ぎのメールが来て、そっちの対応を先にしなきゃいけなくなったの。でもそのメールも、『今すぐ対応してほしい』って言いながら、内容がすごく曖昧で、質問事項が3つくらいあって、それを確認するためにまた別のメールを送らなきゃいけなかったのよ。それでその対応をしてたら、午前中がほぼ終わっちゃって、午後になったら他のタスクが入ってきて、結局最初にやろうと思ってたデザインの修正は手つかずになっちゃったの。あーもうほんと、なんでこういうことが続くんだろ、ホントやんなっちゃうよー」

怒涛のマシンガントークです。聞く側としては、「うん、それで結局どうなったの?」と戸惑うことがあります。

妻は「情報」を正しく伝えるには、その時の状況や事実、自分の感じたことを「全て」、正確に説明する必要があると考えています。
しかし、それだと聞き手側の負荷が高すぎる、というのが僕の意見です。

僕が「要約したり、重要なポイントに絞って話してみたら?」と言っても、妻は「頭に浮かんでくる文章をそのまま話しているから、要約するタイミングが分からない」とも言います。


この話し方の問題は、妻の意見を聞けば聞くほど、脳や思考の根本の部分に関連している気がして、どうしたら良いのかさっぱり分からない感じではあります。
ですが、このエピソード自体はとても興味深いので記録として残しておこうと思いました。


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