ASD妻 書類整理の限界、自力では難しいと認める勇気も大切
色分けファイル整理法を試してみた妻
妻はADHDの要素もあるため、片付けや整理整頓がとにかく苦手です。
大事な書類なども簡単に失くしてしまうため、これが生活上の大きな問題となっていました。
ADHD向けの整理術を調べると、「重要度別に色分けされたファイルを使う」という方法がよく紹介されています。
妻自身も書類の整理ができるようになりたいと強く願っていて、これまでの人生で、何度かこのファイルを色分けする方法を試してみたそうですが、なかなか上手くいかなかったそうです。
全ての書類が最重要に見える妻
妻は1番好きな色のファイルを「重要度・最大」、2番目に好きな色を「重要度・中」、といった具合に書類を分類してみました。
しかし、妻はそもそも重要度を判断することが難しかったらしく、
「とりあえず大事そう」
という理由でほとんどの書類を「重要度・最大」のファイルに入れてしまいました。
結果として、「重要度・最大」のファイルにばかり書類がどんどん溜まり、一方で「重要度・中」や「重要度・低」のファイルはほとんど使われずに空のまま放置される結果に。
さらに、ファイルがいっぱいになっても、中を見返すことを忘れがちで、最終的にはこの方法自体が機能しなくなってしまったそうです。
自力が難しいときは、人の力を借りる
数々の失敗の結果、現在では3つのファイルを用意するのをやめ、1つだけファイルを用意して、そのファイルを僕と一緒に定期的に確認するという運用に落ち着きました。
本来であれば、妻が自力で整理できるのが理想ですが、大事な書類を完全に失くしてしまうリスクを考えると、僕が手伝う方が日常生活をスムーズに進める上で仕方がないと割り切っています。
僕と一緒に書類整理をしながら、妻が少しでも整理のコツやイメージを掴んでくれることを期待しつつ、一緒に取り組んでいます。
今後も運用方法や新しいアイデアが生まれたら、紹介していきたいと思います。