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uenomanga
ASD妻 日常生活での声のボリューム問題
周囲の騒音が引き起こす無意識の大声
妻が取り組んでいる課題の一つに「声のコントロール」があります。
ASDの特性として、声が大きくなり過ぎたり、逆に小さ過ぎたりすることがあるそうですが、妻の場合、大きくなってしまうタイプです。
特に地下鉄など周囲が騒がしかったり、音が反響する場所では、自分の声が聞き取りにくいせいもあってか、妻は無意識に声を張り上げて、横で聞いていてもびっくりするくらいの大声になってしまいます。
注意から始まった改善へのプロセス
僕が「声が大きいよ」と注意しても、最初の頃の妻は「全然大きいと思わない」と主張し、なかなか改善に取り組む様子はありませんでした。
外で食事をしているときに、仕事の愚痴などの話題になったときに、テンションが上がってしまうせいか、店内に響き渡るほど声が大きくなってしまい、僕としては万が一知り合いが聞いていたらどうしようとヒヤヒヤすることがあります。
注意が改善に繋がった理由
妻自身は「友達にも会社の人にも声が大きいなんて言われたことはない」と言うのですが、「声が大きい」と指摘するのは家族やごく親しい人くらいだと思います。
僕はそういった定型発達側の心理も含めて妻に説明し、少しずつ説得していくことにしました。
具体的には、妻の声を大きくなったときに、「ちょっと声が大きいよ」や「落ち着いて」と声をかけるようにしました。
その取り組みを一年ほど続けた結果、最近では大声になる回数が減ってきている気がします。
妻に、「どうやって大声を出してるって気付けるようになったの?」と聞いたところ、
「いちいち注意されるのが鬱陶しいから、気を付けるようにしてる」
とのことでした。
そんな風に思ってたのか…とちょっとショックを受けましたが、実際それで改善されているようなので、これからも一緒に取り組んでいこうと思っています。