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ごはんをたべる・究極の和食

実は、5年ほどタイに住んでいました。
日本に戻ってきて11年目になります。

最初はJICAの派遣でプーケットに2年。
その後プーケットとバンコクを行ったり来たりで3年。
のんびりモードからお仕事モードに戻るまで、
帰国後、数年かかった私です。

さて、派遣されて、バンコクでの研修も終わり、
赴任地に着いて、
最初は現地のことはまーったくわからず、
お仕事から帰ってくると、
近所のお店は全然開いてない。
「なに?ここシャッター街なの?」
みたいな状態でありました。
(現在はナイトマーケットなんかで夜もにぎやかみたいですが)

後になってわかったんだけど、
お店の営業って、朝だけ、昼間だけ、夜だけ(昼夜もあり)、
みたいに三部構成になったたんですよね。

田舎だとマイペース。
お店は、店舗ごと、
自分の生活時間に合わせて開店営業してたので、
開業してる時間は短かった。

しかも、当時は夜だけの店って営業エリアが限られていて、
私の生活圏からは遠い場所にあったんですよね。
だから、
探していたエリアは、必然的に夜間はシャッター街。
コンビニもないエリア。
夕ご飯を食べる場所を見つけるのがすごく大変だったんです。

なんせ、当時、定住する場所が見つかるまではホテル暮らし。
料理を作ることもできない状態だったので、
ホント、食事には困った。

日常的な食べ物は、
仕事を早めに終わらせてもらって、
同僚に教えてもらった市場に行ってました。
1キロくらい離れてたけど。。
マンゴーとカシューナッツとタイの伝統的なお菓子。
やばいです。

こんな生活を続けていて、
10日くらいしたら、なんか和食っぽいものが食べたくなってきた。
(赴任地に来る前に2週間くらいバンコクにもいたしね)

でも、私がいた田舎町では「日本」的なものはほぼ見当たらず、
近所の和食レストラン「SHINTARO」に関しては、
店員さんはずりずりの「ゆかた」姿で、あやしすぎ。

さてー。
これはどうしたものか。

職場の同僚に紹介してもらった、
街で2人だけの日本人のうちの1人に聞いてみるのがよかろうということで、
「スーパーってどこにあるの?」って聞いてみた。

そしたら、田舎のデパートが1件あって、
私の居住地からこれまた1キロくらい離れたとこにあるって。
そのなかに、でっかい食料品のスーパーがあるって。

行ってみたら、和食っぽいものもちょっとだけあった。
主に調味料と大豆製品(豆腐とか油揚げとか納豆とか)。
でね。
見たとたんに、
もう、ホント、心から食べたいと思ったのが、
「キューピーマヨネーズ」

これをね。
食パンに付けて食べたいと、心から思った。

なので、
当時、ちゃんとした食パンを売っているたった1件の、
でかいホテルのパン売り場に行って、
食パン買って、塗って食べました。

幸せー。
日本の味だー。

ということで、私にとっての究極の和食は
「キューピーマヨネーズ」だったことが判明。

そののち、中東とかアフリカの同期の赴任地に遊びに行ったときも、
キューピーマヨネーズを携えて行き、
私の究極の和食を押し付けてきたのであります。


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