【ニース滞在記】ニースでナイスな一日を
先月パリで合った親友が、
今度は仕事でニースに行く✈
ということで、
夫と私も彼女に会いに行く口実で、
2泊3日でニースに行ってきました!
フランス国内から移動すると考えれば、
国内旅行。
なので
「パスポートなんて持っていきたくないなぁ」と
思ってしまうのですが、
私には身分を証明する書類が何にもないので、
パスポートを持っていくしかない…。
しかも。
パスポートに貼られているビザは期限切れ。
「ビザ更新中です」と書かれた
レセピセという紙切れも
持っていかなければいけません。
「盗難とかに遭いませんように」
と祈りながら
パッキングをしました。
ニースという街
ニースは、アメリカで言うフロリダ。
退職したお金持ちの人たちが、
温暖な気候を求め
移り住む場所なようです。
リッチな高齢者が多く住む街なので、
警察の数が尋常じゃなく多い。
「SOS」と書かれたポールが
街の所々に立っており、
ボタンを押すだけで警察に
電話だか映像が繋がるそう。
すごい!
確かに、緊急時に電話してられないもんね。
車道では高級車がびゅんびゅん走り。
道行く人達とすれ違うと、
いろんな言語が聞こえ、
全身ブランドで固めている人達が闊歩。
しかも超個性的でカラフルな
おばあちゃま方が多くて、
ビーチ沿いを歩くだけでも
めっちゃ楽しかったです。
そして、可愛くて悶絶級のわんこが
めちゃくちゃ多かった。
なのに、歩道はパリや私の住む街に比べたら
めちゃくちゃ綺麗。
わんこの💩なんてあまり落ちていません
(でも皆無とは言い切れない)。
やっぱ金持ちの多い街はちゃうわ~。
ニースはそこまで大きくない?ようで、
恐らく2~3日あれば観光しつくせるのでは
ないかと思います。
私たちはとにかく歩いて、歩いて、歩きまくり、
毎日3万歩歩きました。
アンパンマン足に、毎日3万歩は苦行でした。
▼アンパンマン足になった理由はこちら🦶🏼
ニース駅での出来事
ニース滞在2日目。
私たちはモナコへ行ってみることに。
調べると電車で4ユーロぐらいで、
20分もあれば着くそう🚃
近い!
大した荷物ではないけれど、
正直パスポートなんて大事な書類は
持ち歩きたくないと思っていました。
親友も、同じような考えだったらしく、
「パスポートいらんよね」と
聞いてきました。
だって1日目も職質とか
なかったしさぁ。
…と私は思いましたが、
夫は「もってけ」と。
確かパリでは、ホテルの部屋に
パスポートを置き去りにしました。
親友には
「他のIDカード※があればええんちゃう?
私はなんもないから、
パスポート持ってく~」
(※彼女は中東に住んでいるので、英語で書かれた
IDカードを持っている)
と伝え、
レセピセはめちゃくちゃ迷いましたが、
写メだけとって、
原本は部屋に置いていきました。
ニース駅にて。
私たち3人は、
改札でモナコ行きの電車のチケットの
QRコードをバーコードリーダーに
読み込ませようと苦戦していました。
「このQRコードじゃなさそうだから、
ちょっと待って」
夫がチケット購入時に受け取ったメールを
見直していると。
「すみません」
とヴィン・ディーゼルに似た男性に
話しかけられました。
私は警戒して、
とっさに鞄のストラップを
ぎゅっと握りました。
「こういう者ですけど。」
ドラマであるみたいに、
顔写真が載った警察手帳を
見せてくださり、
「IDを見せて。」
と言われました。
パスポート持ってきといて
まじでよかったぁぁぁぁあ!!!
夫よ、ありがとう。
※違う国行くわけやから
そりゃパスポートいるわな。
ヴィン・ディーゼルに
2人分のパスポートと
夫のIDを見せていると、
もう1人、美人な女性警官も合流。
本当にワイルドスピードの
ワンシーンみたいでした笑
(ワイルドスピードは
警察の話ちゃうけどね)。
ヴィン・ディーゼルは私のビザページを見つめ、
無言でそのページを女性警官に見せました。
「あ…やばい」
フランス語では説明できないので、
英語で、
私のビザが更新中であること、
レセピセは持ってはいるが、
今は写真しかないことを説明。
そして、私の証言を裏付けるため、
写真も見せました。
2人は、
レセピセの期限を確認していたのか、
携帯の画面をズームしながら
隅々まで見ていました。
どきどきどきどきどき…
「OK。良い一日を。」
ワイルドスピードは去っていきました。
駅でマスクをしていたのが、
我々だけだったからなのか。
アジア人2人と白人のセットが
怪しかったからなのか。
QRコードが全然反応しなかったから
オカシイと思われたのか。
とにかくめっちゃビビりました笑。
(ちなみにモナコからの帰りも、
電車内で制服警察による
パスポートコントロールがありましたが、
それでは、職質されませんでした。)
まだ変にドキドキしながら、
駅ホームでモナコ行きの電車を待っていると。
時間通り電車が到着。
ホームで待っていた多くの人が、
電車付近に一気に集まっていました。
私たちが乗り込もうとした
電車の入り口付近の席に
既に腰掛けていた男性が、
「あっちいけこの野郎!」と
すごい剣幕で
若い女性を蹴ろうとしていました。
若い女性は気まずそうに
走って逃げていきました。
近くにいたご高齢者に、この男性が
「気をつけなよ、マダム!」と言っていたので、
若い女性は高齢者を狙ったスリか何か
だったのだと思います。
それに気づいた男性が、
電車からスリを追い払ってくれたのです。
こ、こわい。
何か…
この日だけで半年分ぐらいのドギマギを
使い切りました。
ちなみに、モナコはこんな感じでした↓
あんまり人がいなかった&
いろんなところに柵が張り巡らされていて
(F1観戦用と思われる)
なんだか…
想像と違いました。