製パン型専門店の食パン型の選び方
先日、馬嶋屋の店舗で接客させて頂いたお客様との会話。
そうなんです!今まではホームベーカリーで全自動で作っていた方も食パン生地を1からこねて食パン型に入れて作りたい!と言うお客様がたくさん増えて嬉しい限り。
そんなお客様のために製パン型専門店の馬嶋屋が
食パン型の選び方をお伝えします。
食パン型選びのポイントは主に4つ
Point1 食パン型の材質による焼き上がり
食パン型に使われる材質によって焼き上がりが変わります。焼き上がりが変わるということは
食パン型に使われる材質は主に鉄の仲間である
アルタイト(アルスター、あるシート)やブリキ。
理由は、熱通りの良さと丈夫さの両方を兼ね備えているから。
昔、まだシリコン加工やテフロン加工の技術が
食パン型に使われなかった時代に
町の食パン屋さんでは、
加工なしのアルタイトの型を真っ黒になるまで
使い込んでいました。
まるで鉄のフライパンのように型を育てていったのです。
そのため、長く使えるための丈夫さも
型の材質として適していたのですね。
また、加工がされていないアルタイトがおすすめの理由は
シリコン加工やテフロン加工などの離型効果のある型の場合、
特にシリコン加工は、焼き色が付きにくいと言われています。
焼き色が付きにくい → 味や風合いが落ちる・・・
ので、町の食パン屋さんは加工無しのアルタイトを使い続けたのですね。
Point2 空焼きは必要?シリコン加工・テフロン加工って何?
加工無しのアルタイトの食パン型は、使い初めに空焼きが必要です。
その手間を省き、少量の油脂でも良好な型離れを実現してくれるのが
シリコン加工とテフロン加工です。
これらの加工がされていることにより、初めて食パン作りに挑戦される一般の方にも使いやすく食パン作りがより身近になりました。
Point3 サイズは?同じ1斤なのにどうしてお店で違うの?粉量は?
食パン型を探しているときにこんな疑問はありませんか?
などなど。
実はこの「斤」という単位は、容量を表すccなどとは異なり
食パンの重さを表す単位です。
食パンの重さは粉量や水分量によって変わりますし、
同じサイズの型でもギュッと詰め込むかふわっとさせるか(密度)
によって変わります。
各お店で表示している「斤」という商品名は、お店によって基準のレシピの粉量やそのほかの材料の合計の重さが異なるためサイズも異なるのです。
Point4 結局、どの食パン型を選べばいいの?
食パン型を選ぶ場合は、ご利用の頻度や使いやすさで選ぶのがベターです。
食パン型についてもっと知りたい!という方はこちら▼