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77 考えることを止めるな。ってか止められない。

幼稚園の頃、書道クラブに入っていて、自分の書いた文字を見に、お遊戯会の後に車でそのまま展示会へ行った。
褒められたことよりも、お腹が空きすぎて気持ち悪くなっていた記憶が今でも強く残っていて、気持ち悪くなるほどお腹を空かせてはいけないことを学んだ。(そして、そのまま車に乗ると車の酔いの何倍も気持ちが悪くなるから、お腹が空いたまま乗り物に乗る行為をしなくなった。)
 

モダンバレエを習っていたことで、おめかしする楽しさや表現力を学べたけれど、戦う世界も知ったし、負けず嫌いが増した。

無の表情で通った日、先生がマミーに「まいちゃん楽しくなさそうです。」とチクったおかげで、「楽しくないなら辞めな!」と言われ、無の表情でいることがなんで悪いことなの?って思ったし、モダンダンスがある水曜日が嫌いになった。



小学生の時の図画工作の時間から、自分の想像力や思考と技術を表に出すことが好きになった。図画工作がある前日から家で何を作るか描くか考えて授業に臨んでいた。

なぜそんなに力が入っていたのか。
良い作品は飾られたり、全校集会で名前を呼ばれて賞をもらうことができるから。私にとっては自分の作品も評価されて全校生徒にも作品を通じて自分の存在を知ってもらえる一石二鳥の場面だったのである。だから図画工作の授業は大好きだった。(準備と片付けは嫌い。)

図画工作で学んだことは、作品を作る前に周りに何を作るのかアイデアを言わないこと。自分の中に留めておくこと。真似をされたり、先に作品を作られた苦い思い出からの教訓。

先生は、「真似をさせることは素晴らしいこと」って言ってくれたけど、なんとも言えない気持ちになったもん。



幼き頃の経験や気持ちというのは、今にも通ずるものがあると私は感じている。だから、小さい時からいろんな経験をした方が良いよって伝えたいし、私は先生や両親に感謝したい。
  


今でも何かを作ったりするときは、何日も前から頭の中はごっちゃごちゃの部屋みたいに詰まっていて、考え続ける。目をつぶっていてもジムに行っても脳の一部は考え続けてて、ぶっちゃけ本当に疲れる。
だから、考える時間が好きかというと好きではないし、本当は考えたくない。

頭の中が、うー!!ってなるし、考えることに時間を使うから他のことが出来なくなるし、考えて挑んでも思ってるものができなかったり、時間が迫ってきてイライラするし。考えたくない。心に余裕が少しなくなる。

けど、私は考えちゃう脳みその持ち主で、色んなやらなきゃいけないことに追い詰められながらもさ、考えて作ることがきっと好きなんだろうな。ってやっと自分を認められるようになった。
NSCと仕事と式準備を経験して。



考えることをやめたいけど、結婚式の準備が頑張れる理由は、お世話になった人たちに感謝の気持ちを伝えたいから。自分のためだけには頑張れない。誰かのためだから頑張れるね。
頑張るぞ。

そんなふうに思った2月の暖かい雨の日。

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mai
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