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で、漢方薬局ってどんなことするの?【漢方薬剤師にききたい#008】

おはようございます。maison de megri 編集長のmagです。
春、と思ったらまた寒い。ちょっと模様替えでもするかとベッドを移動したら、ベッド裏のコンセントに引っかかっているのに気づかず、ホットカーペットのコンセントが根こそぎ折れた私です。えーんえーん。強制的に、ホットカーペットを早めに卒業。今ヨガマットの上に座っています。(ヨガはしない)

maison de megriとは?
薬剤師、看護師、管理栄養士(ワインソムリエ)からなる4人の養生漢方コンシェルジュが在籍。養生・漢方などの東洋医学をうまく毎日に取り入れる方法を発信、ごきげんな明日へご案内。note、instagramtwitterにて情報発信&東洋医学のハテナを受付中。

さて、これまで「漢方薬がいいらしいと聞いたことあるけど正直まずそうやし、そもそもどこで買ったらええねん…」などのというワタシの疑問に、めぞめぐのメンバーであり漢方薬剤師のタケウチアツコがこたえてきました。ぜひ過去の記事もご覧あれ(^^)/
今回はその第8回。

今日のききたい 「漢方薬局ってどんなことするの?」

色々聞いて、やっぱりオーダーメイドの漢方薬を出してもらえる漢方薬局がよさそうだな、と思っています。行ってみたいなぁと思うんですがその前に、相談に行ったらどんなことするんですか?漢方薬買わずに帰ったらあかん感じ…?
(質問者:あの頃のmag 30代女性)

薬を買わされそう…!漢方相談、ちょっとビビる。

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maison de megri 漢方薬剤師タケウチアツコです。今日も質問にお答えします。

養生漢方コンシェルジュ タケウチアツコ
関西在住40代薬剤師。二児の母。特技ミシン。
今年の目標はオーダーメイドカンポウ茶を多くの人に知ってもらう事。
自宅マルシェも主催するパワフル薬剤師!めぞめぐイチのしっかり者…と見せかけて永遠の妹キャラ。

皆さんの周りで、漢方薬局で相談してお薬飲んでる方って多いですか?
あんまり、いないですよね。
「漢方薬局、気になるけど、どんな所なんだろう?」
「高い?」
「買わされる?」
「どんな事をしてもらえるの?」
自分の体質に合わせた漢方薬って効きそうな気がするけど、いざ漢方薬局の予約となると二の足を踏んでしまう方がいるかもしれません。
ですので、まずは私の勤務する漢方薬局の漢方相談を例にして、漢方相談についてお伝えしていきたいと思います。

まずは問診票を記入する

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漢方相談では、まず初めに問診票をお書きいただきます。
初めて行く病院や薬局でも受付で書かされることの多い問診票ですが、まずはお名前や生年月日、ご連絡先などの基本的な情報を記入し、その下にある既往歴や今飲んでいる薬の有る無し、アレルギー、それと、今日診てもらいたい症状(主訴)について書いていきますよね。

漢方相談の問診でもまずその辺りをうかがうのですが、漢方薬局ではそこからまだまださらに問診は続きます。ここから伺う問診ではあなたの体質をしっかり知るための問診なのです。
ここからが本番!と言えるかもしれません。

暑がりなの?寒がりなの?
冷え性ですか?どこが冷える?手足ですか?お腹ですか?下半身ですか?
口は乾きますか?
飲み物は飲む方飲まない方?冷たいのと温かいのどちらを飲みますか?
目が疲れやすいとかはありますか?
眠りはどうですか?寝つきやすい?途中目がさめる?よく夢は見ますか?
むくみはありますか?どこがむくみますか?顔ですか?足ですか?
汗はかきますか?
肌の調子はどうですか?
乾燥してる?吹出物は出来やすい?
トイレについてはどうですか?
食事の量や内容、時間帯については?
女性なら生理についても可能な範囲で詳しく伺います。

などなど、結構な量の質問をしていきます。
時間にすると10〜20分くらいでしょうか。

これじゃ、取り調べやん!てほどですね。
もちろんガンガン矢継ぎ早に聞き取っていくというよりは、さりげなくお話していく中で上手いこと聞いていきますので、あまり問診されている感じはしないかもしれませんね。
こんなにあれこれ聞くには訳があって、漢方では、患者さんの治療方針、薬を決める時にまず患者さんのライフスタイルを把握し、患者さんの体質を見極めることが非常に重要になります。

ライフスタイルを振り返ることも、漢方相談のひとつ

西洋医学では、検査の結果から病名診断がなされ、そこから治療法や薬を決めていくのですが、漢方医学では困っている症状を改善する薬を選ぶのに加えて、その不調の原因や、病気にならないように生活習慣の改善方法までも含めて対応します。
同じ症状でも、一人一人顔が違うように体質やお仕事や生活習慣などライフスタイルが違うので、その人に合わせた改善方法をお伝えします。

「初めての場所でいきなり色々聞かれるのが苦手だなぁ」とお感じの方は来店される前に、予めいつから症状があるのか、体調(生理のことなど)や食生活などをメモしておくといいですね。

長くなりましたので、次回は問診の次はどんな事をするの?のお話しをしていきたいとおもいます。


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