【実話】家庭内心中事件の過去を、最高の未来に変えるためにやったこと
自己紹介
初めまして。マイコーチングオフィス代表の中村舞と申します。みなさんには「まい先生」と呼ばれています(^^)
プロコーチ&企業研修講師として、全国で15年活動してきました。今までに5000人以上の人材を育成しています。
そんな私が経験した過去
「13歳の時に、家族内で母と弟の心中事件があったこと」
を、2020年の春、コロナ禍を機にオープンにしました。
自分の過去は、コロナ禍がなかったら、誰にも言うことはなかったと思います。聞いていて、いい気持ちになる話題じゃないですからね。知っているのは本当に身近な人だけでした。
でも、2020年、コロナ禍になりました。誰にとっても衝撃だったこの出来事。私にとってももちろん衝撃でした。
何がって?
「なぜ皆、こんなに怯えるの?怖がるの?」
たくさんの人が「人生はいつでも変えられる」「未来は変えられる」ことを知らないで、不安を感じている。その事実を目の当たりにしたからです。
「未来は決まっていないんだよ。」
「人生なんて、いつでも変えていけるんだよ!」
「よし!ならば私が自分の人生を通して実践してきた考え方や生き方を、一人でも多くの人に伝えていこう!」
ということで過去をオープンにしたことがきっかけでした。
まさか、うちで家庭内心中事件があるなんて・・絶望の6年間
私の10代は・・悲惨でしたね(汗笑)
◆父親のアルコール中毒と母への暴力
◆母の厳しいしつけと精神的暴力
◆両親の別居や離婚/復縁の繰り返し・・
◆精神を病む母
◆13歳の時の家庭内心中事件(母が弟を殺める・母のみ助かる)
◆難を逃れた自分が責められる
◆父倒れる&仕事行かなくなる&家のお金を使い果たして失踪
◆15歳の時に精神病院に入院の母が自死
◆16歳で父のすい臓がんと手術。もちろん貧困
◆突然の父の再婚と居場所のなくなった私。
◆二十歳になる直前に父が死去
こうして書くと、うーん、色々あったなあ・・。
色々あったけど、一番辛かったのは、誰も助けられなかった自分への罪悪感(弟は自分のせいで亡くなったと母に言われ、本気で信じていました)と、心が哀しみで凍りついてしまったこと、そして誰にも助けを求めることができず、家族も失いたった一人になってしまった孤独です。
今でも覚えています。
夜寝る前に「神様、どうか明日の朝目が覚めたら過去に戻っていますように。そしたら今度こそ、私が皆を助けます」と毎日本気で祈りました。でも、朝になるともちろん、過去になんて戻っていない・・。その度に「小さな絶望」が胸の中に溜まっていきました。過去と、自分の罪をどうやっても消すことができない絶望です。
心は凍りつき(という表現がピッタリでした)泣くこともできないけど、心から笑うこともできない日々。北海道の大自然の中で育った私。あれだけ美しかった空の青や、自然の色が、全てグレーに感じられるようになりました。心理学でいう乖離状態に近いものだったと思います。
そして、孤独でした。
家族がいなくなかったことはもちろん、この経験をわかってくれる人がいない。自分と同じ経験をした人がいない。私が本気で苦しさを訴えられる相手は、夜の星空だけでした。宇宙の広さを見ていると、少しだけ、自分の悩みがちっぽけなんだと感じることができたからです。
そんな日々が6年続きました。
って、ここまで読んだ皆さん。心が切なくなったと思います。お涙ちょうだいのドラマにでもなりそうな話です。自分でも書いてて思います、「この子かわいそうだわ、誰か助けてあげて!」ってw
ところが!
私の人生「かわいそうな女学生」では終わらなかったのです!
人生を変えた「決意」とは!?
人は、どんな苦しみからも【タイミング】がきたら這い上がる時がくる・・と私は思っています。本人がそれを望めば。
私のタイミングは、19歳の時でした。
ある本をきっかけに、私は《本気で》決意したんです。
「どんな過去でも、これからどう生きるかは自分次第なんだ」
「過去は変えらえない、でも未来なら変えられる!」
「私は・・・最高の人生(未来)を作ってみせるっ!!!!」
って。
被害者意識(どうしてこんなに辛いことが起きるの?)
罪悪感(私が悪い、私のせいだ、皆を助けられなかった・・)
無価値観(こんな私は生きている価値もない)
を味わい続けたので、さすがにもう、うんざりしたのだと思います。
自分の中で「こんな人生、こんな過去、こんな自分は嫌だ!」という思いが少しずつ大きくなって、19歳の時にバン!と新しい扉を開いた感じでした。
「嫌なら・・「自分で変える」しかない!」
「変えてみせる!!」
それにね。
私がこのまま不幸な人生を生きていたら、本当に誰も浮かばれないです。
そんな私を見て、友達や親戚も「私を助けられなかった」って罪悪感を背負っていく。罪悪感の苦しみは、私が一番よくわかっている。その苦しみの連鎖を作ることだけは嫌でした。
「こんな過去が180度変わったら、私すごくない?」
「やってみる価値あるよ!」
そうやって自分を励まして、やっと前を向いて歩くスタートラインに立ったんです。
「人生を、未来を変える」
「人生を自分で作る」
「絶対に幸せになって、どんな過去からも未来は変えられることを証明してみせる!」
この時から、生き方が180度変わりました。
人生を変えるために、私がやったこと①自分整理
自分の未来を変えよう!と思った時に、気づいたこと。
それは「どんな未来にしたいか?=自分の幸せとは何か?」が全くわからないということ。
「私は絶対に幸せになってみせる!」なんて豪語したくせに・・・「じゃあ、それって具体的にどうなることなの?」と考えると、答えが出てこないのです。
世間で言われているように、
素敵なパートナーがいれば幸せなの?
お金があれば幸せなの?
一軒家があって、子供を産んで、仕事もして・・それって本当に「私」の幸せ?
というところを見直すところからのスタートでした。
同時に
自分はどんな個性で
どんな考え方や行動パターンを持っていて
日々何を望み、何が前進のブロックになっているのか
なども、何もわからないことに気がつきました。
「自分のこと、何も知らない、わからない・・・」
ノートとペンを用意し、毎日日記を書くように、自分を客観的にみて書き続けました。時には、過去の辛かった思いを吐き出しながら、自分の中にある言語化できていない全てを「整理し理解する」日々。
面白いことに、これが自分の心の傷の癒しにもなりました。
人生を変えるために、私がやったこと②自己肯定感をもつ
自分整理をしてわかったことは、恐ろしいくらいの「自己否定(自分はダメだ、自分には無理だ)」「無価値感(自分には価値がない)」を持っているということでした。
親に「あなたのせいで事件が起きた」と言われたくらいですから・・何年も「自分が家族を助けられなかった」という思いを持ち続け、セルフイメージはマイナス1,000位に下がっていました。
自己肯定感を上げることが、次に必要なことでした。
私は私のままでいい
私はありのままで愛される
私にもできる、私にもやれる!
失敗しても大丈夫
人は存在するだけで「価値」がある
そう思えるために、やれることは何でもやりました。
効果があったもの、私には合わなかったものなど色々ありましたが、最終的に15年かけて、やっと全ての自己否定・無価値感を取ることができました。
面白かったのは。
自己肯定感が100%持てるようになったのと同時に、「自己肯定感なんてどうでもいい」自分になったということです。
つまり
「自己否定してもいいんじゃない?」
「無価値感を持っててもいいよね」
「それも含めて私だもん」
「別に自己肯定感が高かろうが低かろうがどうでもいいや」
そう思えるようになったことが、行き着いた先でした。
それまで何年もかけて「自己否定のままじゃダメだ」「無価値感をなくしたい」と頑張ってきたのに・・・。人の心理って面白いです。
そんなものはどうでも良くなって、私にとって最も大事なのは
「これから何をやりたいか?」「やりたいことをどう実現するか?」になっていきました。自己否定がなくなると、そこに1000%の力を発揮できるのです。
人生を変えるために、私がやったこと③行動する
自己整理をすると、自分軸ができてきます。自己肯定感も高まり、自分に自信も生まれてきます。
「これが私の考え」「これが私の生き方!」
「こうしたい」「こうなるぞ!」「これをやろう!」
そうなると最後に、行動するかしないか、という段階にきます。
「人生を未来を変える=自分の幸せのために、自分が行動して結果を出す!」
願うだけでは未来は変わりません。
自分が動くしかない。
でもね、怖いんですよ・・・。
例えば私は一度離婚をしていますが、離婚を決めるとき、怖かったです。
だって、身よりもいないし、お金も仕事もない状態で決めたんですから。
プロコーチになるときも怖かったです。
まだプロとは言えない腕前で、とにかくクライアントをとってコーチングの回数を増やすしかない!
ものすごく怖いです・・・。セッションに申し込んでくれた人がいると、嬉しいよりも怖かったです。失敗するのではないかと・・。
研修講師としての道を歩んだ時も、最初はずーっとストレスでした。
どう思われているだろう?自分よりもっと腕のいい講師はいっぱいいるのに、私で大丈夫だろうか?
毎回、胃が痛くなる思いでした。
とにかく怖いんです、新しい行動する時は。
失敗するかもしれない。後悔するかもしれない。
今ある安全な日々が壊れるかもしれない。
だから、ほとんどの人はそこでストップしてしまいます。
でも私は、怖くても行動し続けました。
なぜか?
「絶対幸せになる」「未来を変える!」と決めたからです。それだけです。
引き寄せの法則というのがありますが、願うだけでは変わりません。
今までと同じ行動をしていても変わりません。
いらないものは切り捨て
本当に欲しいもののために、チャレンジしていく。
それでこそ、人生が変わります!
それが「自分を生きる」ということです。
①自分整理
②自己肯定感を上げる
③行動する
やったことはこれだけです。私はこの作業を「セルフコーチング(自分で自分をコーチングする)」と呼んでいますが、「自分発見・自分整理」「自分軸を作る」などの言葉に変えることもあります。
当時はセルフコーチングの知識もなく、ただ自分を客観的に見て、自分に必要なことをやり、不必要なものを手放して、実際に効果のあったことを、自分の中で体系化していく作業を続けていました。
あとは傾聴力。コーチングを学ぶ過程で傾聴力を身につけたことで、人間関係が大きく変わり、思考力が身につきました。ちなみに、自ら「傾聴力の女王」wと名乗るくらいの力は身につけました。
未来がこんなに変わった!
そうして20代、30代が過ぎました。
20代はひたすら、不必要な考えや行動の手放しを。
30代は、やりたいことが明確になり(コーチングや研修講師など)それに必要なスキルの習得や、仕事として軌道に載せることなど、行動面に力を入れました。
そして・・。
少しずつ自分が変化していった結果
気がついたら、「人生こんなにも変えちゃってました!」
ずっと生きがいを感じ続けている、プロコーチと研修講師の仕事。オンラインサロンにプロコーチ養成に傾聴講座に、本当に楽しい。全国に仕事やプライベートで出会った仲間ができた。プライベートでは40代になってから中1英語でバックパッカー1人旅に挑戦。世界中を旅しました。挑戦といえばキーボードでバンド活動も始め、ライブも主催しています。
本当に本当に、満たされた毎日なのです。
あ、と言っても、「素敵なレストランで食事!」とか「ブランドバック買いました!」とかのキラキラ度は一切ない「地味女」ですw
休みの日は昼まで寝て、料理苦手だし、食やおしゃれに興味ないし、虫オタクで、生き物好きで、家で寝ている時が一番幸せな、キラキラ度0女ww
でも、幸せなんです。これが、私の個性だからww
空の青、自然の美しさを感じられる心が戻り、もう自分が悪いと思うこともなくなった。罪悪感が消えた・・を超えて、正直にいうと、親のことや家族のことは、どうでも良くなりました(笑)
彼らが今現れて「お前のせいだ!」と言ってきても「責任転換するな!」と怒鳴れるくらいに強くなりましたw
過去に戻ることだけを考え、未来が見えなかった私が、今は未来にやりたいことばかり考えている。
孤独?仕事でたくさんの人と繋がり、私の魂の家族とも言える人たちとも出会った今、孤独なんて感情は一欠片もなくなった。
これが「私の作った幸せ」です。
人生を自分で作り直したんです。
私と関わる人は、私にこんな過去があることは誰も想像できないと思います。過去を知っても、今の私と結びつかない。
自分の苦しみを隠しているのではなく、自分の中に苦しみがなくなったのです。人生が変わるとはそういうことです。
自分が変わる。だからこそ人生が変わるのです。
人は変われます。
人生は変えることができるのです。今、この瞬間にも。
胡散くさいこのメッセージ(笑)も、私が言うことで説得力があると思いますww
生き方に迷っている人がたくさんいます。
日々のストレス、人間関係の問題、経済の悩みだけでなく、「自分に自信がない」「自分が好きではない」と、自分のこともわからなくなっている・・そのような方もたくさんいます。
私が実践してきた「人生を変える行動」が、一人でも多くの人に届いて、迷子脱出のきっかけになっていただけたら、嬉しいです。
まい先生
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