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親子

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親と子というテーマはありふれているようだけれど、時代によって、そしてコンテキストによって語られる内容も変わってくるもの。
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#育児

子供の絵

子供の絵

忙しい育児の日々の中で時々ふと、過ぎていった3年半を振り返ると時の経つスピードの速さに驚かされる。

そしてたったの3年半という時間であんなに壊れそうだった新生児の二人が立派に口答えをするくらいに成長したということに唖然としてしまう。

大人の時間を生きる私たちからしてみたら3年半でこんなに大きな成長はいくら頑張ってもできないのだからちょっぴりうらやましい。

そんな急ピッチで成長する双子達を見て

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今を生きるという才能

今を生きるという才能

人間は過去と未来を生きるけど、今をうまく生きることができない。

子供を見ているとたまにとてもうらやましくなる。

それはたぶん、彼らがまさに今という瞬間を100%の力で生きているからなんだろう。

今、この瞬間こそが100%の自分だから、ちょっとしたことでも思いっきり心から大笑いができる。ちょっとした要求が通らなかっただけでも、この世の終わりかというくらいの大泣きができる。

もちろん、最近は時

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幼児の言葉の習得(バイリンガルの場合)

幼児の言葉の習得(バイリンガルの場合)

双子もつい先日とうとう2歳を迎えた。

2歳くらいになるとやはり気になるのが「言葉」。少し前までの「言葉にならない言葉」での意思表示から、「日本語」あるいは「フランス語」での意思表示へと変わって来ている。

ちなみに私たちが住んでいる場所がフランスだし、平日預けている人ももちろん、フランス人。二人が日本語に触れる機会があるのは私や夫(フランス人だけれど日本語話者でもある)のいる家の中のみ。というわ

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親のデート

親のデート

「出産をしてからデートを何回しましたか?」

こんなこと聞かれると思わなかったひと、変な質問だと思ったひと、いると思う。

フランスではごく当たり前のように子供を持つ親は親でありながらも変わらず「恋人」である。こんなの映画の中だけの話でしょ、と言われそうなことだけれど、別に特にものすごくロマンチックな、あるいは気恥ずかしいような話ではなく、ごくごく自然で当たり前のこと。むしろ、これが恥ずかしいこと

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