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虹の橋を架ける時

3歳になる冬に真っ白いプードルがやって来た日から、実家にいた時、私のそばにはいつもワンとにゃんがいました。
(厳密に言うとその前から。物心つく前から、旅に出ては子供を連れて帰ってくる黒白のお母さんネコに触れたのがきっと最初。)

何度かこのnoteにも書いている、羽海野チカ先生の『3月のライオン』。
いつも最後に先生の愛猫ブンちゃんのお話が載っているのだけれど、少し前に出た15巻には、ブンちゃんの旅立ちのお話が描かれています。

「ままが大泣きしてできたでっかい虹の橋を それはもうのしのしとわたってゆきます!!」

この言葉を読んだときに、あぁそうか、って思ったこと。

最近は見送ったコたちを思い出して涙が出ることを自分に許しているけれど、「一緒に暮らすと決めた日からこの覚悟はできていたのだから」とか、「見送って何年も経ってもまだ泣いてるなんてダメだ」って、泣くことを我慢していた時もありました。

私の五行の先生がいつも言っている言葉「雨が降って太陽が出たら虹が生まれる」。

大好きだったコたちを想って涙を流す時、そこには涙(雨)だけがあるのではない。
その涙はみんなを愛おしく想う気持ち、一緒に過ごした幸せな時間、ハートに感じる愛(太陽)から生まれる。
私が泣く時は、虹の橋が架かる瞬間なんだって。

旅立ったコたちって、一緒にいられないけど、一緒にいる。そんな不思議。
ふと思い出して涙が込み上げる時って、向こう側から「今日はいつもより強く繋がりたいんで、虹の橋架けてもらってもいいですか?」って言ってくれている時なのかなって思ったら、少し嬉しい。

涙が溢れる時は、思いっきり虹の橋を架けて、みんなを感じる。
そしていつの日か、私も渡ってみんなに会いにいく。

#日記 #犬 #猫 #虹の橋 #会いたい #大好き #3月のライオン

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