【ヒラメキ活】プラネタリウムでの謎解き
有楽町マリオンにあるプラネタリウムを利用した、新感覚の謎解きイベント「プラネタリウムに眠るまぼろしの箱」に行ってきた。
このイベントは、施設とのタイアップに定評のあるタカラッシュが手掛けており、360度のドームを活かした謎作りが印象的だった。
星座を見ながらの回答や、施設全体を使ったダイナミックな仕掛けなど、普段の謎解きでは味わえない体験ができる。
世界観に引き込む演出もよく出来ていて、音響や照明が物語の雰囲気を高めているし、難易度は高くはないので、謎解き初心者でも楽しめるだろう。
謎自体はシンプルなものだが、プラネタリウムの特性を活かしたギミックがあり、ちょっと面倒でもあったが楽しかった。
また、参加者の多くはペアなので、仲の良い人と協力しながら進めると一層楽しめる。
ただし正味90分で4000円という料金は、謎解きイベントとしては少し高めかもしれない。
しかし、非日常感あふれる体験と、都会の真ん中で全天の星座を眺めながら謎解きをする贅沢さを考えると、その価値は十分にあると感じた。
また、早く謎が解ければ、落ち着いた雰囲気のドーム内でゆったりとくつろぐこともできる。
都会の喧騒を忘れて静かな時間を過ごせるのは、短時間であっても貴重だ。
リクライニングシートの座り心地も良く、つい眠ってしまいそうになるほどだった。
連れは「まるで、スウェーデンなどの福祉や医療の場で取り入れられているスヌーズレン療法みたいだ」と言っていた。
この療法は、視覚や聴覚を刺激することでストレスを解消し、リラックスさせて心身の安定を図るものだ。
確かに今回の体験は、それに近いものを感じさせる。
一般的に謎解きゲームは、どうしても回答優先で効率を求めてしまうために、交感神経が優位になる。
これは脳トレ的なヒラメキ活として重要だが、心を落ち着かせる効果はあまりない。
一方で、プラネタリウムは癒しの場ではあるが、特別な催しやデート以外では訪れる機会が少ないのが現状だ。
だからこそ、その両方を満たせる今回のような企画は価値がある。
脳を刺激しつつ、同時にリラックスもできる新しい娯楽の形として、多くの人に体験してほしいと思った。
今後も、こうした新感覚のイベントに積極的に参加していきたい。